どこまでも続く林道を快調に飛ばす男汁痛車。しかし助手席で黙り込んでたベニーさんが、重々しく呟きます。
(; ̄○ ̄) ……小便してえ。
( ̄ー ̄;) 我慢しろ。
聞いた瞬間に却下するバリー。しかし車内で漏らすのも辞さぬベニーさんの駄々っ子ぶりに負け、仕方なく森の中で停車します。
ヾ( ̄○ ̄) 銃を持って行けよ!
ゾンビ出現を警戒して、フランクさんが車の上からライフルを持って辺りを窺う。茂みに向かうベニーさんは、「銃とナニを両方持つのは無理だ」と聞きません。
ジョボジョボ( ̄○ ̄;) それともあんたが片方持っててくれるのかぁ?
溜めに溜めたオシッコが枯れ草にジョボジョボ降り注ぐ。ああ、至福の瞬間なのは分かるけど、膀胱パンパンまで溜まったオシッコって、案外少しずつしか出ないのよねー………
( ̄○ ̄)v- ほら来た。
おおこれは新しい。オシッコが降り注ぐ枯れ草の間から、ウガアアアアとゾンビの顔面がライジング!
( ゜□ ゜;) うわあ!!!
驚いたけど、だからと言ってナニから手を離すわけにはいかないベニーさん。何でゾンビが草の中で待機してんだよ、誰だ殺して中途半端に埋めたのは!!
ベニーさん危うし。けれどもフランクさんが慌てず騒がず、サメ狩りの要領でモリ撃って瞬殺。
オーストラリアは政府がシーシェパードを支持していても漁師が聞いていないので、いざとなれば北欧と同様に活動家にコレが向くとか向かないとか。頼もしいわあ。
さっくりと1体倒したら、茂みの中から新手がわらわら。それを眺めたフランクさんは、のどかに「給油するか?」と呟きます。
(ノーT)v- ゾンビが「こちらから捕まえるセルフスタンド」状態です。
さくさくさくっ。
3体いたゾンビのうち1体だけとどめを刺さず、荷台に収納するフランクさん。命拾いしたベニーさんは助手席に駆け込んでハアハアし、バリーにからかわれます。
( ̄○ ̄) 今の教訓は?
(; ̄○ ̄)“車から出るな”。。。
でも、あれ? 車が動かないぞ? 給油したのに何で?
( ̄○ ̄;) ……口からガスが出てないぞ、そういう事か。
すみやかに「ガソリンタンク」を確認したバリーとフランクさんが顔を見合わせる。そう言えばゾンビは夜間は爆走ゾンビで、昼間は伝統のノロノロゾンビだった。昼間は燃費が悪いんだ………
(ノ△T)v- 燃費て。
どうやらゾンビ燃料は昼間と夜間ではかなり差があるよう。携行したケルさんとネヴィルさん、今捕まえた1体ではここまでが限界でした。な、何というかお疲れさまでした……
仕方なく車に閉じこもり、一夜を明かすことになる男たち。そこでフランクさんから、思わぬ事柄がまったり語られます。