あっという間に、ゾンビの噛みつきよけのボディアーマーが人数分完成。ガッ!ジャキン!と装着音や銃身をスライドさせる音が小気味よく響き、手作り感満載の完全武装が完了します。


(; ̄○ ̄) 行くぞ、覚悟は?

(; ゜д ゜) とっくに。


シャッターを前に囁き合うバリーとベニー。ケルさんはシャッター開閉役兼戦闘員で、フランクさんは中から車の牽引担当です。


(; ̄○ ̄) 開けろ。


ガーーーーーッとシャッターが上がり、無数の肉(オージービーフ:ここ重要)が宙を舞う。ああバーベキューがTボーンステーキが。小道具とはいえ肉の使いどころが豪快です、豪だけに。


( ゜□ ゜;) ウガア?(肉?)

( ゜□ ゜;) キシャアアアアア!!(肉肉肉ゥーーー!!)


地面にボトボト落ちるお肉の大盤振る舞いに、ガレージ前のゾンビ群は大歓喜。(気持ちは分かる) 一斉に飛びつき喰らいつくのを見たフランクさんが、「かかったぞ!」と叫びます。


(; ゜д ゜)(; ̄□ ̄)(; ̄д ̄) おおおおおおおおおお!!!


ハイここで時系列がオープニングに戻る。ゾンビが餌に夢中になってる隙に、バリー達はガレージから駆け出しトラックに鎖をかける。でも「やっぱりお肉は鮮度が大事よね!」なゾンビもいて向かって来ます。


そちらは残り少ない鉛玉でお相手するしかない。『北斗の拳』ならモヒカン雑魚に虐げられる無辜の(このへん微妙)一般人が、かつて兄と呼ばれた男・ジャギ化しております。


( ̄□ ̄;) 引け!


合図を受けたフランクさんが、牽引機でトラックをガレージに引き込み始める。あちこちでゾンビの頭が弾け飛び、血と脳漿が撒き散らされます。


(; ̄□ ̄) 引き込んだ! 戻って来い!!


退却を促すフランクさんの叫びに、撃ちながら後退するバリー達。ああ!中に戻ってシャッターを下ろした時、また1体イキのいいゾンビが飛び込んできた!


ヾ( ゜□ ゜;)/ うわあああああ!!


ハイお約束、ケルさんがタックルされて顔面をガブリといわされる。返す刀で頭を撃ち抜いたはいいけれど、完全に噛まれてしまいました、


( ゜□ ゜;) あああ何だってんだファック! 鼻を喰いちぎられた、まだ残ってるかオイ!?

(; ̄○ ̄) 少しだけ残ってる。


激痛にわめき散らすケルさんに、ちょっと気を遣って答えるフランクさん。しかしバリーが「目がおかしいぞ」と言ってショットガンを構えます。


( ゜□ ゜;) 目が何だってんだよ!? 痛ぇんだよコンチクショー!!

(; ̄○ ̄) ゾンビ化する。


硬い表情で引き金に指をかけるバリーに、フランクさんが「やめてくれ、ダチなんだ」と割って入ります。


確かにケルさんの目が白濁してきた。バリーは銃を下ろしますが、代わりに「ホースに繋げ」と呟きます。


ゾンビ化が始まったケルさんが、ネヴィルさんと仲良く並んで給油ホースに繋がれる。フランクさんは涙が溜まった目で茫然と、「やってくれるぜ」と呟きます。どいつもこいつもやってくれる、まったく神も仏もねぇ……



そして始まる車の改造。ボディアーマーと同じコンセプトで、見るもお見事な痛車ができました。