バリーが妻子と共にゾンビ蹴散らしながら車を走らせている頃、森のガレージで籠城するブルックの元には兵士が来てくれました。


ダダダダダダダ!!


( ̄□ ̄;) クリア!


まずはシャッターに銃痕が空き、こじ開けられて一斉掃射。梁の上に逃れてなかったら、ブルックも完全に射殺されてるシチュエーションです。


(; ̄○ ̄) ………。


武装して酸素ボンベまでつけた兵士は特殊部隊のオーストラリアSASか。かつての宗主国イギリスのと並び、世界トップレベルと言われるあれですな。


鉤で吊されて暴れてた骸骨メイクの娘さんも、天井に上れずウロウロしてたチャーリーも完全に死亡。ひと息ついたブルックは、兵士に手招きされて下に降ります。


ヾ( ̄○ ̄) これを見ろ、今から首に刺す。


しかし兵士はでっかい注射器を取り出して、無造作にブルックから採血して何やら検査する。ゾンビではないのは一目で分かるけど、「感染」を調べてるのか?……


(; ̄○ ̄) 何なの?


続いて兵士が麻酔をガーゼに染み込ませ、おののくブルックの顔に押しつけ意識を奪う。助かったはいいものの、彼女はそのまま連れ去られてしまいます。


一方、おそらく妹のいるブラブラのガレージを目指すバリー一家。夜が明けた頃、後部座席の娘さんが息苦しくて防塵マスクを外します。


(; ̄○ ̄) ミーガン、マスクを着けろ。

( ̄○ ̄;) お願いだから外さないで。


振り返って口々に娘に言い聞かせるバリーと奥さん。事態はまだよく分からないけど、マスクを着けてた方がよい。ミーガンちゃんは仕方なく両親の言う事を聞きますが、遅かった。


ウガアアアアアアアアア!!


とても気分が悪そうだったミーガンちゃんが、一拍置いてゾンビ化完了。バリーと奥さんはおののいて、車を路肩に停めて外に出ます。


( ゜□ ゜;) ウガアアアアア!! アアアア!!


ゾンビ化したミーガンちゃんはシートベルトを外せない。猛り狂って窓ガラスをバンバン叩いて叫びまくる愛娘を茫然と見つめるバリーは、傍らの奥さんが膝をついて嘔吐するのを見て駆け寄ります。


( ̄○ ̄;) ……大丈夫か? 先を急ごう。


叫び続けるミーガンちゃんを乗せたまま、再び車を走らせるバリー。けれども力なくうなだれていた奥さんが、思いつめた表情で「私も駄目だわ」と呟きます。


( ̄○ ̄;) ……感じるの。私も変わる。

(; ̄○ ̄) ……そんな、まさか。



再び車を停めるバリー。どちらからともなく、夫婦はしっかりと抱き合います。