ソファでぐったりしていたミリアムは、はたと気づいて起き上がります。
( ̄○ ̄;) 留守中に、誰がウサギに餌をあげるの?
そしてキャサリン先生に「ウサギも連れて行くわ」と言いに行くと、床でバタバタのた打っていた。ミリアムは慌てて駆け寄り、顔に貼りついた白布を外します。
( ̄□ ̄;) 何でこんな事に? ちょっと待ってて!
窒息死寸前だったキャサリン先生がゼエゼエ言ってる。ミリアムはキッチンに走ってコップに水を汲みますが、またしてもその水には青い糸状のネバネバが混じってる……
ヾ( ̄○ ̄;) 何なのこれ?
気持ち悪いネバネバをすくって捨て、駆け戻ると今度はキャサリン先生がいない。ミリアムが窓を振り返ると、なぜかキャサリン先生が車で立ち去るところでした。
(; ̄○ ̄) ………。
( ̄○ ̄;) ………。
アクシデントで動揺したか、何か自分に腹を立ててしまったんだろうか? 茫然と窓から床に視線を移したミリアムは、そこにあの老人の帽子とローリング・ストーンズが表紙になってる雑誌があるのに気づきます。
( ̄ー ̄)v- それらと無縁の出来事じゃないって暗示してるんすね。
一体何があったのか? あのデスマスクな布は、サマンサちゃんちのメイドが夜中に持ち去ろうとしてたもの。死んだ老人の顔がクッキリ浮かぶあの布には、何かの価値があるんだろうか?……
それは立ち去ったキャサリン先生が証明します。彼女は女教師然としたひっつめ髪をおろして真っ赤なワンピースに身を包み、口紅をグイグイ塗りたくって労働者の溜まり場に現れる。
( ゜∀ ゜)/ そこで女が股を開くワケよ!
( ゜∀ ゜)( ゜∀ ゜) ほおおおおお!!
地べたで焚き火を囲んでエロ話に沸くオッサン達に忍び寄り、1人誘い出すキャサリン先生。彼女はコンテナの中に男を連れ込みます。
(; ゜∀ ゜) え、いいの?
積まれた古ピアノにもたれてウェルカム体勢のキャサリン先生にワクワクして近づく男。しかしピアノの鍵盤に置かれた手には、包丁が握られておりました。
( ゜∀ ゜)/ おーい、どこ行った?
( ゜∀ ゜) HAHAHA俺らにも回してくれよー!
戻って来ない男を探しに来たオッサン達はコンテナに入ってびっくり仰天。キャサリン先生は血まみれで横たわり、連れ込まれた男は包丁を落としてオロオロしてました。
( ゜□ ゜;) この女が殺してくれと言ったんだ!
( ゜□ ゜;) 顔が焼けただれてた………………
ああ。あのデスマスクには呪力とか魔力があるんだ。被った者は人が変わる。と言うか潜在的な欲望を解放してしまう?……
キャサリン先生はミリアムに「家に入れるなら若くてイキのいい男にしなさいよ」と軽口を叩いてた。普段ならそこ止まりだったのに、エロスがタナトス(死の衝動)に行くまで解放されちゃったんだ………