ゴオオオ……


場面変わって、業火に照らされているキャンプ地。辺りを黒革ジャンのバイカーが歩き回り、あの長衣の男、デーモンがヒッピーの誰かに淡々とナイフを突き刺してます。


( ̄○ ̄)/ ルシファーよ、見るのだ!


動かなくなったヒッピーからえぐり出した心臓を掲げ、焚き火に向かって宣言するデーモン。彼はしばし殺戮の場を離れ、ひっそりと停まっている黒塗りの車に近づきます。


( ̄○ ̄) 我々は旧大陸のあらゆる都市の顔なき軍だと、彼らに教えてやってください。


後部座席に向かって囁くデーモン。そこには何かが、燃え上がる炎の姿をとって座っています。


( ̄○ ̄) 時は来た。必ず成功します。


「よくやったデーモン。だが、慌ててはならん」


重々しい低い声が答えます。


「まだ時期尚早。時はまだ何年も先だ」


-v( ̄○ ̄;) 何の「時」だ?……


黒革ジャンのバイカー達は、デーモンを先兵とする「顔なき軍」の軍勢らしい。デーモンは再び殺戮の場に戻り、押さえつけられている最後の1人を見下ろします。


(;≧□≦) 助けて! 私は何も見てないわ!!


それはデーモンに「ローリング・ストーンズの歌よね?」と言ったヒッピーの女性だった。デーモンは彼女を嘲笑います。


( ̄∀ ̄) 見ていない? それは残念だ。お前の子供を生贄にしたというのに。


( ̄∀ ̄) 友人もな。次はお前だ。



絶望に言葉を失う女性。オープニングはまだ続き、時代も場所も変わります。