みんな素人さんみたいだけれど、舞台衣装とスカルメイクはいわばフルアーマー。マダムに言われた通り「傷痕は隠して」、堂々と振る舞っています。


ステージ上で観客を正面から見据え、不敵にさし招く「死者」。体をくねらせポールにまといつき、挑むように踊る姿がまがまがしくも美しい。まるで黄泉から立ち戻った死者が現世で「生」を謳歌してるみたいです。


“今日の目的は、死者を祝うこと”


自分もスカルメイクばりばりで紫煙をくゆらせ、地獄の女帝のように店内を見渡すマダム。その独白がもの憂げに流れます。


ヾ( ̄ー ̄*)/ ………………………。


玉すだれを押し開き、別料金のプライベート・ダンスを披露する個室に入るダンサー。お客はニッコニコで「いいぞベイビー、ケツを振れ!」とリクエストします。


パン!( ̄∀ ̄)/ もっと近くで激しく振れよ!

ビシィ!ヾ( ̄○ ̄) 触らないで!


お尻にタッチする手を払いのけるダンサー。このお店は(大概そういうものか?)ダンサーの体は見せるけど、お触りは厳禁。でも「よいではないかよいではないか」ってノリで手も出てくるんすよね。


( ̄ー ̄)v- だから大概、いざという時のために怖い用心棒がいたりする。マダムそれ置いてんの?


女の子はダンサーだけでなく、お客に酒を運ぶウェイトレスもいる。髪に白い花飾りをつけた女の子が数人連れにお酒を運んで行くのですが、彼女は不意にハッとしてお盆を落とし、お客に酒をこぼしてしまいます。


(; ̄○ ̄) <おい、何しやがる?>


字幕にカギカッコ。このお客は米国人で、英語で喋ってます。(本編はすべてスペイン語)


( ̄ー ̄;) ……………………………。



お酒をとり落とした女の子は金髪で、開店前に泣いていた子。彼女は鼻白むお客に顔を近づけ、無言でじっと睨みます。