かじりついた干し首の中から、ドロドロした黒い液体が流れ出す。ええっこれいつ頃作ったの、割と新しい?……


( ̄¬ ̄;) ………。


男はそのドロドロを口に含んで遺体の上に屈み込み、遺体の口を開けて流し込む。これは儀式だ、この遺体を蘇生させるためにやらなきゃならない事なんだ………


今日はここまで。布にくるまれた遺体は湖のほとりに横たわったまま、その足元には怪しげな神像が置かれている。これも死者を現世に呼び戻す儀式に不可欠なんだろうか?……


(; ̄ー ̄) …………………………。


パチパチと焚き火が火の粉を散らし、他には風の音もない。高地だから夜は冷えるだろう。男は体にポンチョを巻きつけて、膝を抱えて焚き火を見つめます。


「 ウサギ 」


女の声がした。男はゆっくりと顔を上げ、焚き火の向こうを凝視します。


全裸の美しい女性が立っていた。彼女は男に向かって手を伸ばし、グラリと体を傾けます。
(きっと初代『リング』の貞子ウォーキングを見てる、という感じ)


(; ̄○ ̄) ウサギ…………



炎を見ているのか女を見ているのか、ぼんやりと口の中で呟く男。全裸の女性は弱々しく左右に傾きながら前に踏み出し、いきなり上半身を倒してブリッジします。