ラストは「ここまで懇切丁寧に撮らんでも」な2人のその後。


ガシャン!


「森の精霊」は地元民だけが認知してるモノらしく、説明を信じてもらえなかったのか、牢屋にブチ込まれるハピエル君。もともとバレリアちゃんのママに覚えめでたくなかった彼は、彼女を乱暴した罪に問われるみたいです。


そして真っ白な防護室の片隅で、うつろな表情でハミングしているバレリアちゃん。繰り返しハミングする曲は、あの晩ハピエル君が寝室に流したムードミュージックでした。


-v( ̄ー ̄;) 彼女にはショックが大きすぎて、壊れてしまった………


“私を守れもしないのに旅行に誘ったの?”

“ママの言う通り、あなたは無責任な子供よ”


冒頭のバレリアちゃんの叱責が見事にハマってしまった。相手が悪すぎたけど、若者のアバンチュールには危険が付き物かもですなぁ。



南米はカトリックが多いので、基本的にモラルは厳しい。けれども寓話、訓話のたぐいになりようがないエグさでした。


タイトル画面は皮膚を内側から突き破るハサミの先端のようなもの。相変わらず痛そうです。