さあ、満を持して登場です。第一の日本人監督、出ませい!!


(ノ△T)v- 前作には井口昇・山口雄大・西村喜廣(敬称略)の三人のサムライがノミネート。全員漏れなく「日本オワタ」をかましてくれましたが、わけても大トリの『ZETSUMETSU(絶滅)』の西村喜廣監督は凄まじかった。今回、アレを超える破壊力はありや?


『OCHLOCLACY(MOB RULE』(愚民政治)
(監督:大畑創/「へんげ」)


ガンガン!!


(; ゜д ゜)/しけーーーーーーーーーいッ!!


いきなり「これは駄目かもしれん」ってビジュアルの裁判官が木槌を強連打&全力シャウト。これはどこの人民裁判だ、法廷正面の「同害報復」て、これはどこの造反有理。。。


( ゜□ ゜;) イヤだああああああああ!!


被告人が証言台で負けじとシャウト。よく見ると何かおかしい。被告人は血色のいい「生者」だが、裁判官から付き添いの係官から傍聴人までオール死者。ああ、これは「人間がゾンビに裁かれてる」のか!


どうやら日本はゾンビが蔓延し、人間の方が少なくなって、おまけにゾンビが「理性を取り戻す薬を開発して社会を再構築した世界」になっている模様。最初に薬を作ったゾンビどんだけ。日本の科学力は世界一ィイイ!!


(; ̄○ ̄) …………。


サクサクと連れて来られる次の被告人。1日にどんだけ結審してんだゾンビ裁判官。疲れ知らずとはさすが死者。


被告人は30代くらいの女性で、苗字は林さん。彼女は「ゾンビハザードの最中に、大勢のゾンビを殺害した容疑」で裁判にかけられます。


一応は弁護士もつくけれど、気づけば弁護人席でヨダレ垂らして半分死んでる。しかし検事はゾンビでもキレッキレの弁論力を発揮して、彼女が「いかに残虐にゾンビを楽しんで殺害したか」を主張します。


-v( ̄○ ̄;) お約束の回想シーンが、もうお見事なジャパニーズゾンビ映画。伝統のノロノロゾンビが公園を右往左往し、被告人の女性が幼い娘の手を引き、赤ちゃんを抱いて走ってる……


バン!(; ̄□ ̄)/

ヾ( ̄○ ̄;) バン!


右から左からゾンビが迫る。2人の子供を守ろうと、必死で拳銃を撃つ林さん。しかし命からがら物陰に逃れると、手を引いていた幼い娘は既にゾンビ化……


(; ̄○ ̄) マイ…………


愕然とした後、涙を飲んで我が子の頭を撃つ林さん。でもさらに無情なことに、しっかり抱いていた赤ちゃんも人間の目をしていない。


(;T□T) ……………………………。

(;≧д≦) ……………………………。


むごすぎる。子供を守るために一生懸命逃げてきたのに、その自分が我が子を永遠に眠らせてやらねばならないなんて。



歯を食いしばり、拳銃の引き金を引いた林さん。彼女は今ゾンビの法廷で、その子殺しでも容赦なく責められます。