やだこれ好きすぎる。ここまで我慢したけど③まで書く! 監督さんはブラジル代表!


『JESUS』(ジーザス)
(監督:デニソン・ラマーリョ/「The Hell Within」製作総指揮はジョン・カーペンター)


オープニングはいきなり熱い抱擁とキスを交わす2人の若者。それを黒いフードを被った男がカメラで激写し、若者の父親に写真を見せます。


撮ったのは父親に雇われた探偵か、それともパパラッチか。異端審問官を思わせる黒いフードの男から息子の「乱行」を知らされた父親は、家の前で息子を何者かに拉致させます。


(; ̄□ ̄)/ 父さん!!………


家を出た途端に2人がかりで車に押し込まれる息子は、窓辺から見下ろす父親に向かって叫ぶ。身なり良く社会的地位の高そうな父親は、ゲイの息子を然るべき「矯正機関」に委ねました。


ヾ( ̄□ ̄;) イエスの名によって、悪魔よ去れ!!

ヾ( ̄□ ̄;) 主よこのソドムを変えたまえ、新しきエルサレムに!!


ちょっと今時どういう事よ。有力者のオヤジが息子を委ねたのは悪魔祓い師。きょうび教皇庁でもゲイの否定はしとらんわ。こんなんで威光を借りられる主とキリストが迷惑だわ!


裸で椅子に縛りつけられ、怪しげなエクソシストに恫喝される若者。彼はナイーブな性格で育ちも良く、こんな状況にさらされ次第に錯乱していきます。


「お前は病気なんだ」

「だが我々が治してやる」



精神的に打ちのめされて病人扱い、悪魔憑き扱いの連打が容赦なく降り注ぐ。彼には目の前の2人こそが醜い悪魔に見えてきます。