のっけからこれは( ゜∀ ゜)v-イイ!! 初日の舞台演出をさんざんにこき下ろされたマーク氏が、斜め上(本人はきっと直球)に本気を出しました。


舞台上方には、頭から薄絹を被った3人の全裸女性がゆよーんやよーんと佇んでいる。これは全編に渡って登場人物の運命を司る「3人の魔女」だろか? ならばたいがい醜悪な老婆にされるところを逆手にとったエエ演出。。。


場面はマクベスの居城のようで、大階段の上に立つマクベスに、下から夫人が話しかけつつ近寄るところ。灰白色を基調にした、どことなく現代的でスッキリしたセットです。


( ̄∀ ̄)v- ダンカン王暗殺を躊躇う夫に夫人が決断を促す場面か。あらマクベス役のおじ様イケメン。中世風の衣装も決まってます。


劇場は満員御礼で、今日もアリーナ席には正装セレブや批評家がみっちみち。よく見るとベティが招待したのか、アルマちゃんもおめかししてママと一緒に観劇しております。良かったねお嬢ちゃん!


……いいなコレ。客席では批評家が「何だこりゃ?」って面持ちなんですが、舞台上方のゆよーんやよーんが実に不吉、実に不安を煽ります。私は評価するぞ!ヴェールの下が裸だからじゃないぞ!


ガア、ガア、ガア。


おお、ナマ小道具の烏はそのまま続行か。いいぞいいぞ、演出家マーク氏の譲れない一線をしかと受け止めた! 今さらだけど、フンその他のリスクは大丈夫なのかイタリアオペラの最高峰!



今日は肩に羽根飾りをあしらったドレスで美しく装い、貫禄さえ漂わせながら歌うベティ。しかし視線は気持ち落ち着きなく客席をさまよい、幕間には慌てて袖に引っ込みます。