かたや広大な凍てつく大地に立つ老冒険家、もう1人はカリフォルニアの雄大な山脈のふもとで馬を走らせる熟年カウボーイ。さあ、ペニス博物館の栄えある《人類代表》はどちら?


( ̄○ ̄) ……私はずっとエルモを有名にしたいと思っていたし、それによって名声も得たいんです。


( ̄ー ̄) 私ではなくエルモのために。


下ネタ特有の笑いの隙も与えず、真正面からカメラを見据えて静かに宣言するトム・ミッチェル氏。……これはこれで一種のサムライ。必要な事しか言わないシンプルさに、決意の硬さ(部位だけに)が偲ばれます。


( ̄ー ̄)v- アイスランド代表のパウットル・アラソン氏とは似て非なるタイプ。ミッチェル氏にはより能動的な「自分のペニスを有名にしたい」って動機がある……


だから、


( ̄○ ̄) だから、生きている間に切除すると決めました。


(; ゜д ゜)v- フアッーーーーーーーー!?


ちょ、ちょちょちょ待ってよ生前贈与? 最近いろいろ言われてるキムタクに全力で言って欲しいわ「ちょ、待てよ!」………


どうやらミッチェル氏は「ニュースの初報道ではアイスランドの老人に先を越されたが、ペニス寄贈第1号はこの私だ」と気合いを入れてきたようです。でもそんな勿体ない、まだ使えるでしょ?…………じゃなくて、排泄の手間はいいの?


ヾ( ̄∀ ̄) 全長およそ18cm、太さに申し分もありません!


頂ける側のシッギ館長はニッコニコ。観客の「ちょ、待てよ!」なぞ完全に埒外の爽やかさで、話題は法的な手続きになってます。


( ̄∀ ̄)/ 寄付には2つの重要な手続きがあります。ひとつは同意書、これには3人の証人が必要です。


この辺はアラソン氏もミッチェル氏もとうにクリア。しかしあと1つが何と言うかもう。


( ̄∀ ̄)/ 寄贈されるペニスが「法的な長さ」である12.7cmをクリアしているという証明です。


(; ゜д ゜)v- ………………ファッ?


ここでアイスランド大学の民俗学教授がサクッと登場。


紙芝居ダンッ!→┏( ̄∀ ̄)/ これはある昔話に基づいた基準です。昔むかし、ある老婦人が「亭主のペニスが小さすぎて役に立たない」と役人に離婚を申し立てました。


……紙芝居の1枚目から、何とも味のあるシュールぶり。腕組みしたご亭主が、まるでモノのように奥さんに引きずられて来ております。


(* ゜д ゜)/ うちの亭主のペニスは7.6cmぽっちなの! こんなの到底役に立たないわ!!


( ゜□ ゜;) ……7.6cmではいけないのか?


民俗学の先生が、ノリノリで裏声と地声を使い分けて臨場感たっぷりに演技してくれます。


(* ゜д ゜) だってこんなにショボイのよ!? いいこと?親指の幅にするとたったの3本よ? これじゃ満足できないわ!


※親指の幅=1インチ(約2.5cm)。


(* ゜д ゜) これじゃ絶対にダメ!! 毛に埋もれていいのは親指1本分、皮に埋もれていいのは2本分、中で動くのは3本目から。これが「法的な長さ」よ!!


……まあその何だ、この国に女性解放運動は要らなかったんだな。うん。むしろ男女同権の観点から「法的な奥行き」が存在しないのかが気になるレベルです。


ヾ( ̄○ ̄) これと似た民話がいくつもあるんです。


ヾ( ̄○ ̄) 知識人や司祭が書き残したものですよ。


爽やかに「アイスランドにおける離婚の根拠となり得る法的な長さ」の由来について解説する民俗学者さん。先生まさか、それ今も適用されてます?……


( ̄○ ̄)/ この故事にちなんで、寄付の基準にはこの「法的な長さに達している証明」も加わります。


……ミッチェル氏はクリアしてるな。でも、きちんとした公文書の形にしないといけないみたい。



なんか人間のだと扱いが違うなあ。。。