ここで流れるオープニングクレジットもお見事です。


(ノ△T)v- とりあえず“A PHALLOLOGICAL production”てあんた。でも大小さまざななアレの骨(軟骨では。残るのか?)がダーーーーーッと縦スクロールで提示され、さらにホルマリン標本に変わる映像は圧巻の一言。コレ、荒俣宏氏なら喰いつくだろなあ……


ここで重箱の隅レベル、でもとても重要なツッコミを。


( ̄ー ̄)v- ハキハキと失礼いたしますが、ペニスとファロスは厳密には同一じゃないそうで。ここは「考えるな感じろ」なんですが、ギリシャ語源のファロス(正確にはファルスらしい)とは単なる体の器官の呼び名じゃなくて、体の器官がやる気まんまん(@横山まさみち氏の漫画:アレがオットセイで描かれていた)になった状態の事なんすね。


( ̄ー ̄)v- だから神話的・民俗学的に、繁栄とか豊饒をあらわすモノとされた。女性のアレも同様ですが、やっぱり外に出てるだけあって、陰か陽かと言われりゃ陽の方がメジャーなんすよ。ビジュアル的に。


※女性の外に出てる器官としては、おっぱいが誇張された土偶なんかが古代の豊饒祈願とされてるけど、下の方はあんましメジャーじゃないような。(愛知県犬山市の大懸神社は神輿で来る:ただしオカメの顔面として)


( ̄ー ̄)v- 同じく愛知県小牧市の田懸神社の豊年祭では、巨でかファロスが神輿で来ます。名物お土産は棒つきファロス飴。各地で見られる「おっぱいチョコ」のような、甘い作りではありません。


-v( ̄ー ̄;) 男友達に「よかったら使ってくれ」とお土産に貰い、ペン立てにずっと放置してたらひび割れて、世のあはれを感じたものでした。


閑話休題。


自分でも何が言いたいのか分からなくなってきましたが、このドキュメンタリーのタイトルは「ペニス」と書かれてますが、扱われるのはより象徴的な意味を持つ「ファロス」なんすね。


字幕でも「ペニス」なんですが、ヒアリングだと「ファロス(もしくはファルス)」。たぶん日本では前者の方が分かりやすいからじゃないかと……


-v( ̄ー ̄;) 長々とねぇ。私も大概ねぇ。。。


さあ本編だ。苦節およそ40年の知の殿堂に戻ったシッギ館長は、貫禄たっぷりにカメラマンに語り始めます。


( ̄○ ̄) この博物館は、動物(哺乳類)のペニスを展示しています。


( ̄○ ̄) ペニスに関する美術品も。



二言目に否が応でも高まる期待。
収集品ばっかりじゃないですから。自作のもありますから。。。