(; ̄○ ̄) ……ダグマーね?


あまりに強い敵意と悪意に怯みつつ、ジェイコブ親父に憑いたモノの正体を悟るアニーさん。


♪ジリリーン!


そこに電話のベル。受話器に飛びついたアニーさんは、「警告したはずよ」というキャットさんの声に反射的に答えます。


p( ̄□ ̄;) ダグマーが現れたわ!!


「……ダグマーじゃない。もっと恐ろしいものが迫ってるのよ」


画面が変わり、血まみれで床に倒れているキャットさん。誰がやった? 亭主のデイヴ氏か、それとも今ここにいるダグマーか?


(; ̄○ ̄)v- 町の最後の良心だったキャットさんは、ひそかにアニーさん達を助けようとしてたのを見つかってしまったのか。


彼女は最初から、亭主の語るダグマーの末路(死体を売ったために町を追われて廃人になり死んだ)を「そんなの嘘よ」と言っていた。いくらよそ者でも、罪のない移住者を生贄にするのは間違ってると考えてた……


(; ̄○ ̄)v- その声はあまりに小さく、町の総意に反するものだった。だが瀕死の彼女は夫にではなく、ダナちゃんのように「黒い腕」に貫通されたよう。彼女の良心を拒むのは、町の住民だけじゃないんだ……


通話が切れ、背後を振り返るアニーさん。そこではメイさんが憑依されたジェイコブ親父と向かい合い、「しっかりして!」と呼びかけてます。


(; ̄□ ̄) ジェイコブ、そこにいるんでしょ!?

(; ̄□ ̄) 私と家族のことを考えて。打ち勝って!!


取り憑かれた夫に正気に返れと懇願するメイ奥さん。しかしジェイコブ親父はニヤリと笑い、「息子はもう死んだ」と答えます。


( ゜∀ ゜) ここは俺の家だ。俺んちにアバズレを連れ込んだ息子は地下室で焼かれてる。

(; ̄□ ̄) 死んだなんて嘘よ!!


悲鳴のように言い返し、それでも嘘じゃないと悟ったメイ奥さんが膝をつく。ああ、何となく感じていたのが現実になってしまったんだ。メイ奥さんは号泣し、たまらなくなったアニーさんがわめきます。


(; ̄□ ̄) 自分のせいでしょう!?


「あんたが死体を売ったのがそもそもの原因でしょ!?」と言い放つアニーさんに、ジェイコブ親父が反発します。


( ゜□ ゜;) 町の奴らの言うことを信じるのか!?


あれ? これはダグマーだ。どうやら今、ジェイコブ親父の中にいるのはダグマーだけじゃない。。。


( ゜□ ゜;) 俺は知らなかった!! この家をここに建てた時、ここに眠る闇が目覚めた。そいつは30年ごとに生贄を求める。俺たちは生贄にされたんだ!!


激しい剣幕で怒りと憎しみを吐き散らすダグマー。彼とその家族はアニーさん達と同じように、何も知らなかった……


だが、怒りや憎しみの強さ故にか、ダグマーとその家族は「家の地下に潜む闇」と同化してしまった。こうして理路整然と真相を語る事はできますが、「ここは俺の家」で、彼にとってはアニーさん達は不法侵入者……


(; ̄○ ̄)v- だから町の住民は、ここをダグマー邸と呼ぶ。彼らにとってダグマーは、もう「家の地下に潜む闇」と同じだからだ。


彼のせいだと言えなくもない。ダグマーは永遠にこの家に囚われたが、それは彼の選択でもある……


(; ̄□ ̄)/ あ、ああ!!


ポールさんが叫ぶ。ジェイコブ親父に憑依したダグマー(及び悪魔)はもう話す事はないとばかりに火掻き棒を取り、ジェイコブ親父の片目にぐっさり突き刺します。


(;T□T) キャアアアアアアアアア!!!


ゆらりとこちらを見て、どうっと床に倒れて息絶えるジェイコブ親父。憑依したダグマーは彼から離れます。


( ̄□ ̄;) 逃げるぞ!!


もうこの家にはいられない。ポールさんが妻をせき立て、アニーさんが泣き崩れるメイ奥さんを立たせます。


ヾ(T□T;) メイ、早く!!


メイ奥さんの背中を押して、玄関に急ぐアニーさん。しかし彼女がドアを開けた瞬間、ダン!!と銃声が響きます。



眉間を撃ち抜かれて倒れるメイ奥さん。そこにはライフルを構えたデイヴ氏が立っていました。