泣きじゃくりながらハンドルを握るダナちゃんが、ふと顔を上げて息を飲む。
( ̄□ ̄;) キャアアアアアアアアア!!!
後部座席に真っ黒な人影がいて、白目を剥いていた。愕然とした瞬間に、ダナちゃんの胸からズボォ!!と黒い腕が突き出す。なんという剛拳一発、シートごと胸を貫かれた……
ダナちゃんは叫びながら息絶え、車は路肩に乗り上げ停止。辺りは一面の雪原で、誰にも見つけてもらえませんでした。
場面変わって、閉店後のレストラン。険しい表情の女将が、片付けを終えたバイトの女の子を詰問しています。
( ̄○ ̄;) あいつら、何を話してた? あの「よそ者」さ。
(; ̄○ ̄) ……何って、家のこと……ヒッピーみたいな連れが「あの家を出ろ」って言ってました。
そこで入り口のドアを叩く音。女将は女の子を見に行かせ、ダン!!という銃声にハッと腰を浮かせます。
( ̄□ ̄;) しまった!来ると聞いてたのに……
やって来たのはデイヴ氏とキャット夫妻。オイオイ、バイトの子が射殺されてしまったやん。このオッサンやっぱりアレな人だった。。。
( ̄○ ̄) あの家の闇はまだ、生贄を殺していない。
険しい表情で向かい合うデイヴ氏と女将。どうやら女将がアニーさん達が来店したのをデイヴ氏に伝え、何やら協議しに来たようです。
( ̄○ ̄) ダグマーはあの家に住む者を殺す。30年ごとにあの家の闇が目覚め、生贄を欲するからだ。
( ̄○ ̄) だが、1949年にはあの家は生贄を得られなかった。闇は町に溢れ出し、大勢の犠牲者が出た……今度も獲物がいなければ……
デイヴ氏の言葉に「そうはさせない」と頷く女将。ああ、そういう事だったのか。
-v( ̄○ ̄;) あの家にいる何かは30年ごとに人を喰らう。移り住んだよそ者ならいいが、家が空き家だと町に出てきて大変な事になる。だから町の人々にとっては、「家には家族がいないとね」なんだ。。。
展開早いなオイ。少しずつ小出しに明らかになるんじゃなくて、町の人がちゃっちゃと説明しちゃったよ。分かりやすいのは有り難いけど……
( ̄ー ̄)v- 米国モダンホラーの王道ですな。土地に憑く魔物や悪魔のために怪異が起こるというのはヨーロッパでもお馴染みですが、米国のそれは「移民の国のあちこちに残る先住民の呪い」だったりする。
( ̄ー ̄)v- 米国人独自の、土着の魔物や悪魔ではない。建国の際に闇に押しやられた土着のモノが逆襲してくる。スティーヴン・キング御大がよく題材にしてますな。
どうやら1859年にダグマー邸が建ったのは、そんな土着の聖地か忌み地だったよう。もとは聖地でも、荒らされたら忌み地に変わるのは日本でも同じすなぁ。
ヾ( ̄□ ̄;)/ きゃっ!!
再び、何も知らないアニーさんとポールさん夫妻。居間に入ったらジェイコブ親父が前おっぴろげて葉っぱをふかしてて、アニーさんが慌てて目をそむけます。
( ゜д ゜)v- ああ、失礼だったかな?
( ̄○ ̄;) ……いや、そこまでくつろいでるとは思わなかっただけさ。
呆れ顔で呟くポールさん。そこにこれが勝負服なのか、ゆったりしたキモノを着たメイさんが入ってきます。これから降霊会なのか?
(* ̄○ ̄) ……家の中に邪悪なものを感じるわ。
夫の膝に座ったメイさんが、思いがけないことを語ります。
(* ̄○ ̄) 闇が潜んでる。ボビーの霊じゃないわ、彼のフリをしてるだけ。長年に渡る秘密から生まれたものよ。
だから降霊会をする必要はない、と告げるメイさんに、意外なことにポールさんが反論します。
( ̄○ ̄;) 期待をさせておいて、それは無いだろ?
ポールさんとしては、信じてはいないけど、それでアニーが納得してくれれば良かった。アニーはどうしたらいいか分からず夫にすがりつきますが、メイさんは重ねてこう告げます。
(* ̄○ ̄) 闇を呼び出す必要はないわ。
(* ̄○ ̄) 既にいるから………