先に到着したのはメイ&ジェイコブ夫妻。まずは玄関先に停まる車を見て、ポールさんが眉をひそめます。
(; ̄○ ̄) 女に運転させて、いい身分だな。
( ̄○ ̄;) 進歩的なのよ。角が立つような事は言わないで。
ポールさんがジェイコブ親父をよく思ってないのを知ってるアニーさんが釘を刺し、降りてきたメイ奥さんと抱擁する。女性2人は芯から仲が良く、メイ奥さんは未だ悲しみが癒えないアニーに「大丈夫?」と優しく語りかけてます。
( ̄○ ̄;) やあ。
(; ̄○ ̄) よお。
反りの合わないご亭主同士もぎごちなく挨拶を交わし、互いに「女房が怒るから揉めません」と意識統一。ハリーくんとその彼女はまだ来ないため、2組の夫婦は玄関にメモを貼り、町に1軒しかないレストランに向かいます。
♪カランカラン
( ̄ー ̄)( ̄ー ̄)( ̄ー ̄)( ̄ー ̄) ……………………。
( ̄ー ̄;)( ̄○ ̄;)( ̄○ ̄;)( ゜□ ゜;) うっ……………。
うっわ感じ悪ッ。一歩入った途端に、中にいたお客さん(町の住民)に無言の注目を浴びるご一行。それまでの賑わいがピタッと止まり、店内がいきなり居心地悪さMAXになりました。
( ̄○ ̄;) ……嫌われたら大変だ。感じ良くしないとな。
( ゜□ ゜;) 俺は食事に集中するぜ!
今さら遅いようだけど基本的なコトを囁くポールさんと、外観からもう遅すぎるジェイコブさん。彼らは緊張した面持ちで奥のテーブルに陣取り、落ち着いて話し始めます。
(* ̄○ ̄) 死体を売って廃人になって死んだダグマーという人の家なんだけど……
なんか説明がすがすがしいなアニーさん。周りでは町の住民が聞き耳を立てておりますが、聞いたまんまをダイレクトにご開帳。むしろ霊媒師のメイさんの方が慎重です。
( ̄○ ̄*) ……あなたが感じたのは、確かにボビーの霊なの?
霊媒師に聞かれても、素人には答えようがない。アニーさんは戸惑いますが、メイさんはそれとなく周りを窺って声をひそめます。
( ̄○ ̄;) ……周りの人たち、変じゃない?
(; ̄○ ̄)v- 冷静やな。何でもかんでも霊のせいにしないタイプの霊媒師か……
そしてその頃、やっと到着したハリーくんとダナちゃん。彼らは玄関ドアに貼られたメモを読み上げます。
ヾ( ̄∀ ̄)“レストランに行ってます。合流してもいいし、中で飲んで待っててもいいわ”……どうする?
( ̄○ ̄*) 私はちょっと休みたいわ。
よしきた!と、不用心にも無施錠の家に入る若者たち。ご両親が理解のあるコトで、2人はさっそく一杯やって、ウフフアハハな世界に入ります。
( ̄ー ̄)v- 亡くなった友達の霊がいるという家でも、この手のホラー映画の若者は元気です。
ゴトゴトッ!
( ゜д ゜)( ゜□ ゜*) あれ? あら?
ソファでさあこれからって時に無粋な物音。ああ、地下室に続くドアの向こうからだ。ああああ…………
ギィ( ゜д ゜)/ ……何だろう? お、なかなかイイ地下室があるぞ?
( ̄○ ̄;) ハリー、何なの?
ソファから動かず、恐る恐る声をかけるダナちゃん。ハリーくんは地下室に降り、「なんか異常に暑いな」と呟きます。
ああ………
( ̄∀ ̄;) ?……ダナ、どうした?
(; ゜д ゜) …………………………。
ドアの前までやって来て、階段を見下ろしたダナちゃんが凍りつく。ハリーくんは気づいていませんが、後ろ!後ろーーーーーーーー!!!
グゴゴグゲエエエ!!!
ハイ後ろから来た! またしても姿を現した真っ黒な人影がハリーくんに襲いかかり、ガンガン殴って首絞め開始。不意を突かれたハリーくんにはなす術がない……
ヾ(;T□T)/ キャアアアアアアアアア!!!
得体の知れないモノに瞬殺されるハリーくんを見て絶叫するダナちゃん。ちょうどその時、レストランにいたメイさんも「嫌あああああ!!」と叫び出し、辺りをギョッとさせていました。
-v( ̄○ ̄;) 本物の霊媒だ。でも、何が起きたかまでは分からない……
パニック状態で家から飛び出すダナちゃん。彼女は慌ただしく車に飛び乗り、震える手でエンジンをかけて急発進します。
ヾ(T□T;)ヾ なんで……何でこんな…………!!
アイスバーンを危なっかしく蛇行して、ひたすら逃げようとするダナちゃん。しかし「何か」は彼女を逃がしませんでした。