物語は1週間から10日くらいの短い期間なのですが、2人の仲が親密になるにつれ、ルイーズの“変身”の間隔は短くなります。


(; ̄○ ̄) ……ヒドい臭いがするぞ。


研究室で遺伝子のサンプルを採られつつ、被験者のオジサンが顔をしかめる。ルイーズは「何も臭わないわよ?」と言いますが、オジサンが出て行った後で白衣の内側を見てハッとします。


( ̄○ ̄;) マズい。


白衣の下はノースリーブのワンピースだったけど、腋の下から肘にかけての皮膚がドス黒くなっている。まるで壊死が広がっているようです。


ヾ( ̄□ ̄;)┓ ハア……ハア……


注射をしても効き目が切れるのが早くなっている。ルイーズはウサギの入ったケージを抱え、よろめきながらひと気のない廃墟に向かいます。


ヾ( ̄○ ̄;)ヾ ……許してね。


観光客も来ないさびれた遺跡の片隅で、裸になって『肉体の儀式』という魔術書を取り出すルイーズ。彼女はケージから抱き上げたウサギをナイフで殺し、その血を杯に満たします。


(; ̄○ ̄)v- 研究室から引き取ったウサギは、この時のために飼ってたのか……


魔術書を片手に、ウサギの血で壁に何かの呪文を書くルイーズ。その身体はまたしても人間離れした痩身に変わっており、どうやらこの“変身”を止めるために彼女は魔術を試しているようです。


たびたび出てきますが、物陰からは虫やミミズ、腐敗した羊の目から這い出す蛇がクローズアップされる。人間ではないもの、死んだもの、ルイーズはそれらと近いと説明してるみたいです。


魔術書の手順に従って、殺したウサギにかぶりつくルイーズ。2羽いたウサギの片割れが、壁際でそれを見つめています。



やがて変容が治まったのか、こちらに背中を向けて座るルイーズが映ります。もうほとんど元の姿かたちに戻っていますが、その背中には異様な血管がくっきりと浮かんでいました。