厚生労働省の調査で、うつ病患者数は
1996年 43.3万人
1999年 44.1万人
と横ばいでしたが、
2002年 71.1万人
2005年 92.4万人
2008年 104.1万人
と著しく増加し、現在の潜在患者数は250万人を超えているとの報告もあります。
多数の有名企業の産業医である榛原先生は、
サラリーマンのうつ病実態として、
「サラリーマンの8割はうつ予備軍と言っても過言ではない」とコメントしており、
下記の3つの働き方や労働状況によって、
下記の3つの働き方や労働状況によって、
うつ病などにかかる確率が格段に上がると説明しています。
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1.残業時間が長い仕事をしている「仕事の時間が増え、自分の時間が減ることで、仕事を忘れ『完全に自分の時間だ』
と思える時間を過ごせない人は、ストレス発散できずにうつ状態になりやすい」
「不規則な労働時間の会社や、夜勤がある看護師、世界中を飛び回るCAなどは、
体内時計のバランスが崩れやすく、うつ病などにかかる確率が上がる」
「仕事を頑張っても適切な評価を受けていないと感じる人はうつ病にかかりやすく、
逆に、過酷な労働環境でも、仕事に対して正当に評価をされていると感じている人は、
うつ病などにかかりにくく、『仕事のやりがい』が大きく影響している」
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現在は、やりがいを感じられない仕事を長時間要請されることで、
自分と向き合う時間が取れず、生活のバランスを崩し、
うつ病になる人が多くなっていると考えらます。
相変わらず日本の企業は、生産性の低い20世紀型の企業が多く、
リストラやサービス残業など、仕事へのやりがいを無くす傾向にあります。
このまま日本総うつ病の時代を迎えるか。
それとも個人が、やりがいのある仕事を見つけ行動するか。