あなたは基礎年金が月5万円以下で生活できますか？
あなたは65歳まで仕事はありますか？
現在、国民年金の保険料は月15,040円で、
2014年4月から納付額が210円アップし、15,250円になる予定です。
収めた国民年金は65歳から受け取ることができますが、
20歳～60歳までの40年間、保険料を収めた人であれば、
毎月約65,000円（年額778,500円）を受け取ることができます。
しかし、年金支給額は物価スライドと呼ばれる仕組みで、
毎年の物価に合わせて支給額が決まることになっており、
2014年4月からは0.7％引き下げて64,400円の支給になります。
今後も基礎年金の支給額は引き下げられる見込みで
今のままでは40代以下の世代が年金を受ける頃には、
基礎年金は月額5万円を割り込む見通しです。
あなたは基礎年金が月5万円以下で生活できますか？
この状況を踏まえて厚生労働省は、納付期間を現在の60歳から
65歳まで延長し、財政収入を増やす事で、低下する支給額への
補填を検討していますが、60～64歳男性の労働力率は、
1964年に82%を超えていたものが、2013年では76%弱と
半世紀前の高齢者ほどは働いていないのが実情です。
産労総合研究所の発表では、平成25年4月1日から施行された
高年齢者雇用安定法の改正後も、定年年齢を60歳に設定している
企業は92.7%と大多数の企業は60歳で定年としており
国が考える65歳までの雇用確保にはほど遠い状況となっています。
あなたは65歳まで仕事はありますか？
60歳から65歳の働けない空白の5年間、
少ない年金でどのような生活ができますか？
あなたの将来を国や会社に任せておける時代は既に終わっています。
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