唯我独尊・いじめっこな俺様死神
ゼン(CV:日野聡)
「ほら、さっさとその命よこせ。オレ様があの世に送ってやるから、感謝しろよ? 」
唯我独尊を地でいく青年。
俺様気質で、自分に確固たる自信があり、自分よりも優れている死神はいないと本気で思っている。
実際、死神としての能力は優れているものの、変なところでドジを踏んでしまう事も······。
ゼンのミスの尻拭いはすべてパートナーであるリッカが行っている。
特別補習組のメンバーをからかいに、死神養成学校へよく遊びに行く。
随分前にリバソンをプレイして以来のアバソン!
今回はゼン、リッカなどなどのお話に胸が高鳴る一方でした!
最初のゼンの印象は乱暴者で、俺様でほとりをいじめる死神。
けど、ゼン個別√から優しかったり、本当は弱かったりで最初の頃とは違うゼンが見られて良かったなって思いました!!
ほとりが静流に告白をして、振られてしまいますが、ゼンは『やり残したことはもうないか?』と彼女に聞き、彼女は『彼氏が欲しい』と。
それに対してゼンは『じゃあ恋人ごっこをしよう』と提案。
ほとりは最初好きでもない人と付き合うのは…と渋っていましたが、"ゼンを知りたい"という思いから彼と恋人ごっこをすることに。
恋人ごっこだから、最初はごっこ感あったりするんだけど、お互いがどんどん惹かれあってるの見ると、もうキュンキュンしちゃって。
でも、その後からもうとにかく怒涛の展開で!
ソラは実はほとりの兄だったとか。
初恋の話になった時にそれが実は生前のゼン"如月全"だったとか。しかもまだ生きているという。
それにほとりの父とは知り合いで、昔ピアノを習ってたとか。
ソラが事故にあったのは、ゼンの母親が原因だったこととか...とにかく展開が凄かった!!
複雑な人間関係ではあるけれど、ほとりとゼンってそういう"魂の繋がり"かなんかで、繋がってたんだなって思いました。
直接の関わりはないんだけど、ほとりはゼンのピアノの音を通して、ゼンはほとり父から話を通して繋がって、惹かれて…って最高すぎません!?
しかし、ゼンは生前目が見えないこともあり、そして事故の影響でピアノが弾けなくなったことで自暴自棄になり、生きる気力を失い、自殺。
けど、本当は生きていて、心が死んでいる状態。
ピアノが生きがいになっていたのに、ピアノのせいで、目が見えないせいで…とゼンの辛い気持ちが伝わってきて、泣きそうになりました。
それに自分が生きているということを自覚して、怖くなったんですよね。
だけど、ここでほとりの気持ちも聞けて良かったなと思いました。
本当は生きていたいのに、自分はもうすぐで死んでしまう。
生きているゼンが羨ましいと、暗い感情をこぼしたほとりの気持ちも痛いほど伝わってきました。
ほとりがソラのことを思い出したことも良かった。
お墓参りのシーンで自分の気持ちを伝え、そしてソラも未練がなくなって消えていくシーンは見ていて切ないけど、とても心温まる思いでした。
ゼンが毎回ほとりに『やり残したことはない?』って聞くのが良かった。
ほとりの命日が近づくたび、彼女の願いを叶えてあげようとするゼンが優しすぎて優しすぎて\(^▽^)/