今日はいつも行くスーパーで九州物産展をやっていた。 「お~!」と私の目に飛び込んできた大好物の“あくまき”。 昔、近所の仲の良い同級生のお母さんが九州出身で、たまにお土産にあくまきやかるかんをいただいた。 あくまきは、何というか、郷土料理のような地味さと、昔ながら、が漂う香ばしさを持つちょっと不思議な食べ物だけれど、すごくモチモチで美味しい! あくまきを発見すると、どこでも必ず買う私。
今日も発見してすぐ手を伸ばした。 そこにはもう4つくらいしかなく、その前にはおばあさんとおじいさんが。 私が手を伸ばす寸前、おばあさんは、「もういいわ~。」と買うのをやめようとしていた。 ところが私が取った瞬間、じろ~、っと物欲しげに私を見た。 結局おばあさんは買うことにしたみたいで、レジにいる私の後ろにやって来た。 横にあったさつま揚げを発見した私が「あ!さつま揚げだぁ~!」と声を上げると、おばあさんは、「高いねぇ~。」と話しかけてきた。
さつまあげのことかあくまきのことか分からなかったけれど、昔はみんな家で作ったそうだ。 おばあさんは、私の目の前に顔を近づけて、「私ね、鹿児島出身なの!」と目を輝かせて言った。
結構お年を召した方で、多分そんなに帰れないのだろうと思う。 だから、遠く離れた生まれ故郷を、物産展で思い出すのだと思う。 地元の味を、「美味しいものね。」と同じ気持ちになれると嬉しいのかもしれないな、と思った。 おばあさんが嬉しそうで、私もとっても嬉しかった。