子供の頃の環境で、たまたま私はよくオペラを観にいく機会があったが、たいていは、オペラに距離を感じる人が多いのではないだろうか。
そんな距離を縮めようという試みか、最近は本番よりも前に、ゲネプロ(リハーサルみたいなもの)を青年に無料で公開するところがある。 多分昔はそのようなものはなかったと思うが・・・。 オーケストラでも月1回ほどリハーサルの公開を行っているところもある。 本番は本番で勿論良いけれど、リハーサルなどはまだ完成前だからこそ、作品と取っ組み合いをしている様子が見えて面白い。
学生だった時に、オペラの曲の分析をした授業があり、先生は、「オペラの話なんてのは、ホレたハレただけだ。」と言っていた。 その通りで、ほとんどのものが、恋の話、不倫話、浮気話、三角関係、嫉妬・・・と、それがハッピーエンドに終わるか終わらないかといった感じだ。
昔、そんな恋話の「あぁ、愛しいあなた~♪」みたいな歌を、とても体格のいい女の人が歌っていたのを見て、子供心になんともミスマッチだと思ったものだった。
オペラに字幕をつけるかどうか、が一時問題になったが、授業の時に先生は、日本人なら日本語で歌うべきだと言っていた。 日本語でないから訳分からなくて馴染めないと言っていた記憶がある。 どの方法が一番良いのかはわからないが、映画も絶対に字幕派の私は、やっぱり原語で字幕ありがいいかなと思う。 作曲者は絶対に言葉の持つ“音”も考慮して作曲しているはずで、言葉を含めて曲だと思うからだ。 歌詞はただ意味を持つだけではないと思う。 だから、当然原語が一番曲にしっくりきて自然だ。 字幕はそちらに目線がいくので無くてもよいとは思うが、意味が分からなくては面白さも半減する。 一番良いのはきちんと内容を予習していくことだ。 しかし、お手ごろに楽しむのであれば、原語でなくてもアリなのかなと思う。
オペラの暗いものは、本当に暗い。 話も暗ければ曲も暗い。 当然舞台も暗い。 子供の頃そんな演目の時はよく眠ってしまったらしい。 だから、あまりオペラが身近でない人が観る機会があるときは、是非、明るいものをオススメする。