一級建築士も予想できなかった家造り | アリエルこと絵空事

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有り得ることにする夢物語で終わらせない。
未完成のパズルから自己を開発していく。

秋田の実家🏡で起きたお話です。


今年4月、母が他界しました。



病院から母の遺体を

家に連れてきて、

火葬までの日を、

母は座敷で過ごしていました。




他界したその日に天井でバタバタバタ
音がしました。




父は、ちょっと微笑みながら

「お母さんが家に帰って来たのかな」

と言っていました。




度々起こる、音と振動が、
母の魂が現れたのだと思うことで
父は救われていたようです。




私は葬式が終わって
関東に戻りましたが



それから、幾度となく、
その不思議な音は鳴ったようです。



父から連絡があり、
霊の正体がわかったというのです。




(写真はお借りしています)


上差しちょっと可愛いですよねラブ




この子が1階と2階の間の天井裏に
住み着いていたようですびっくり




タヌキっぽいですが、
ネコ科なんです。
 和名はハクビシンですが
 学名はピューマ🐆






実家は秋田県とはいえ、
県内の中では住宅街であり、
田舎田舎していない、
わりと都会なんです




そのため、
ハクビシンが出没するとは
思いもよらず、
害虫駆除業者を頼んだそうです。




業者が来た時は、屋内にはおらず、
外出していたみたいで
直に見たわけではないですが、
ハクビシンのや足跡があったそうです。



業者は、それらを取り除き、
ハクビシンが帰ってきた時用に
罠を仕掛けそうです。



ネズミ捕りやギロチンじゃないよね?


と思わず、ハクビシンを
心配してしまった私に
父は呆れていました



生きたまま捕獲すると聞き
少し安心しました。




ハクビシンが食べそうな
エサをカゴにぶら下げ、
食べたら捕獲できるような
仕掛けと聞きました。




エサを仕掛けてから、
数日後くるくる

音がしたため、
見に行ったら、
玄関にお客様の様に
座っていたようです。


父と目が合い、父に迫ってきたので
危なかったと言っていました。


そして案の定




エサだけキレイになくなっていた
そうです。



ネコ科なので賢いし、
そう簡単には捕まりません。





実家で昔、猫を飼っており、
外も自由に出ていたため、
玄関を猫が行き来
できるつくりになっています。
今は飼い猫はいません。



猫が住みやすくするための家が

ハクビシンの居心地の良い家

になってしまったようです。




母が亡くなった頃から
住み着いていたわけではなく
何年も住んでいたらしいです!




の劣化状況でわかるみたいです。

子連れかどうかもわかるみたいですが、
独身らしいです。





実家は父の城なんです。




一級建築士の父自身が設計したため、
同じ間取りのお宅は2つとありません。





ハクビシンにも
住み心地がいいねグッ

認められたのでしょうかニヤニヤおいで



父が造った自慢の家も、
ハクビシンが出ることを聞き、
娘が行きたがらなくなりました。




なんということでしょう。



匠が造った、
寒い冬を乗り切るための
断熱材など工夫して


猫も
子供も
老人も
住みやすい家


今では
ハクビシンに愛される家へと変貌し、


孫が寄り付かない家
となってしまいました。



父が不憫でなりませんが
なんかクスッ( ><)
となってしまうのです。




そ、そして、
6月から罠を仕掛けていますが、
未だに捕まらず。



父 VS ハクビシンは、
いつ終着を迎えるのでしょうか。





アップネコ科ですが
キツネ🦊のようなお顔。
無防備な我が家のチャトラン