親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み その5 | 会話が伝わるようになるアプリ「想いやりトーク」 オトデザイナーズ 坂本真一

親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み その5

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*この記事は、2021年5月頃からシリーズで配信したものに多少の修正を加えたものです。

 

親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み

親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み その2

親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み その3

親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み その4

 

のつづきです。

 

前回は、あなたの親御さんが「早口で話されるとついていけない」という状態になって

きている?と思ったとして、それは認知症の初期症状なのではなく、加齢による聴覚の

周波数分解能の低下が最大の要因である可能性が高いので、まずは極端なくらいに、

ゆっくりと話してあげることが重要だ、というお話をしました。

 

無自覚な加齢性難聴の代表的な5つの特徴の5つ目です。
 

今回の特徴は、みんな気が付いていないけど、40歳を過ぎ

 

てる人は、ほぼ間違いなく全員が、多少は、この影響を受け

 

ているはず、という症状です。

 

ちょっとした騒音で

言葉が聞き取れなくなる

 

というのは、ここまで本シリーズを読んできてくださった皆さん

 

には、自然に想像できる症状なのではないでしょうか?

 

 

そう、人間の耳に入ってくる音(声)は様々な周波数成分が

 

混ざり合って出来ていて、人間の耳(内耳)は、耳に入ってきた

 

音がどんな周波数成分で出来ているかを分析して、

 

その結果を脳へ送っているのでしたね?

 

人間の脳は、その分析結果を受け取って、そこから言葉の内容を

 

聞き取り、聞き分け、理解しているのでした。

 

そして、年を取ってくると、この内耳の分析能力が衰えてきます。

 

衰えてくると、音の違いの聞き分け(言葉の聞き分けなど)が

 

なかなか出来なくなってくるのです。

 

この分析能力のピークは20歳くらいで、そのあとは自然に衰えて

 

きます。

 

そうすると、だいたい40歳くらいから、日常生活や仕事に、何らかの

 

悪影響が出てくるのです。

 

でも、

 

耳に入ってくる音が

声(言葉)だけなら

まだ何とかなります

 

問題なのは、声(言葉)以外の騒音、雑音が一緒に

 

耳に入ってきた時なのです。

 

ここでいう騒音、雑音というのは、なにも工事現場の騒音の

 

ような、誰もが耳を塞ぎたくなるような大音量の騒音のこと

 

ではありません。

 

あなたのお父さん、お母さんの日常生活の中に普通にある

 

様々な音、例えば、

 

クーラーなどの空調機の音

換気扇や食洗器の音

お店などで流れているBGM

レストランなどでのガヤガヤ声

 

などなどが、

 

聞こえるはずの

言葉の聞き取りを

大きく阻害する

 

のです。

 

 

↓の動画で、駅の中で聞こえるアナウンスが、加齢性難聴に

 

なるとどのように聞こえるのか体験してみてください。

 

 

言葉の内容どころか、アナウンスがあること自体が、

 

分からなくなってしまうでしょう?

 

↑の動画は、70歳くらいの人の聞こえを模擬的に再現したもの

 

ですから、あなたの親御さんが、まだそこまでのお年でなければ、

 

ここまで辛い聞こえになっているわけでは無いでしょう。

 

しかし、加齢性難聴は、無自覚のうちに、加齢に伴って少し

 

ずつ進行しています。

 

だから、40歳くらいから、必ず何らかの悪影響が出ている

 

はずです。

 

そして、悪影響を及ぼしている犯人は、クーラー、

 

換気扇、BGMなど、皆さんが騒音とは考えていないような、

 

いつも当たり前にある音だったりするのです。

 

無自覚難聴な親への話し方、伝え方については、↓のサイトに

 

そのコツが書かれていますので、まずは参考にしてみてください。

 

それって本当に認知症初期症状?

 

ここからは、さて、では、

 

お父さん、お母さんに

どう話せば良いのだろう?

 

という具体的な話をして行きたいと思います。

 

これはとても簡単です。

 

今回からお話する6つの話し方を実践するだけで、

 

あなたと、お父さん、お母さんとの関係が、前より

 

スムースな良い関係になるはずです。

 

その1つ目は、

 

まずは話を聞く

 

です。

 

え!?

 

って思った人も多いでしょう。

 

 

でも、あなたが親への話し方、伝え方を色々と工夫

 

する前に、ぜひとも実行して欲しいのは、話を良く聞いて

 

あげることなのです。

 

皆さんは、毎日、とても忙しいですよね?

 

色々と考えなければいけないことも多いし・・・

 

そんなときに、お父さんやお母さんから、いきなり話しかけ

 

られたり、電話がかかってきたりすると、ついつい、

 

あぁ、また、あの話かぁ

 

と勝手に話題を決めつけてしまって、こちらから早口で

 

先回りして、話を終わらせようとしてしまうことって多いのでは

 

ないでしょうか?

 

でも、それでは、お父さん、お母さんは悲しい想いをするか

 

頭に来て怒り出すか・・・

 

感情の行き違いが増すばかりなのです。

 

そして、自分に時間や気持ちの余裕があるときだけ、気遣いの

 

言葉をかけても、それはなかなか伝わりませんよ。

 

親だって、普通の人間なんですから。

 

だから今日からは、

 

いつもより1回1分で良いです

 

お父さん、お母さんが、あなたに何を言いたいのかを、いつもより

 

余計に、気持ちを落ち着けて聞いてあげてください。

 

1分くらいなら、充分に作れるはずですよ。

 

そして、それを実行してから、次回以降にお話しする残り5つの

 

伝え方を実践してきましょう。

 

つづく-> 親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み その6

 

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