墓参り旅行から夕方6時ころに帰ってきた。息子(大4)が、彼女との旅行を終えて、家にいた。
息子が妻に「夕飯は?」「あー、用意していないわ。何かかってこようか。」と妻が答えた。
息子は「コンビニ弁当?だったら、おれ自分で買うから、じゃ、帰る(アパートへ)」
それを聞いた妻は「じゃあ、何か作るよ、ちょっと待ってくれる。今ご飯炊くから」「うんわかった」と息子。
息子思いの妻は、もっと長く自宅にいて欲しいので、疲れているのを我慢して、夕食を作ろうとした。
ところが、妻が「ちょっと待ってくれる。今ちょっと疲れているから、一休みしてからね」とエアコンの前に寝転んだ。
30分位して、なかなか夕飯を作ろうとしない妻にしびれを切らして、息子が「オレ、部屋に帰るよ」と妻に言った。妻はあわてて、「ごめん、ごめん、ちょっと疲れているから、やっぱ、買ってくるよ」
息子は、「いいよ、オレ自分で買うから、もう帰る」
妻は、「いいよ、お母さんが買ってくるから、そのほうがラクでしょ、コンビニ弁当がイヤならほか弁でもいいよ」とほか弁のメニューを出してきた。息子は、妻の熱意に負けて、ほか弁のメニューの中から、「じゃ、野菜イタメ弁当、頼むよ」と言った。
それを聞いていた私は、「息子思いの妻だな」とちょっと感心した。
その後、妻は、「他に何か、いる?」と他の子供たちにもきいた。
すると、下の娘(中3)が「からあげクン、食べたい」
妻は「それって、コンビニでしょ。~」とその娘とやり取りしながら、「じゃ、コンビニへ行くよ」
そして、再度、息子に「何食べたい?」
息子は「だから、野菜イタメ弁当」
妻は「コンビニ行くことになったの。他のものにして。」
息子は一瞬絶句して、「コンビニなら、オレいらない。」
妻は「あ、そー」と言って出かけていった。
10分後、妻が帰ってきたが、買ってきたのは「からあげクン」2袋だけだった。
さっきまでの息子思いはなんだったのだ。
息子は文句一つ言わず、アパートへ帰っていった。
駐車場まで見送りにいった私は「おなかすいただろう。せっかくコンビニいったのなら、何にか買ってくればよかったのにね。」と息子に言ったら、息子は「お母さんがどんな人かよく知っているから、別にいいよ。お父さんより、長い時間付き合っているんだから。」
確かに、一緒にいる期間は私のほうが長いが、一緒にいる時間は子供のほうが多い。
息子も大人になったナ、と感心した。