「さぁ、氷上には次の選手の登場です。
ダルマスカのバルフレア。まったくの無名ですがどんな演技を見せてくれるでしょう」
「彼は海外はもとより、国内の競技会にも出場した事がない選手ですね」
「ダルマスカではオリンピック出場のための選考会は行われず、
王女が名指しで、選手と出場種目を無理やり決めるそうです。
始まりました、曲はピアノ協奏曲。かなり早いスピードで、まずはスピン。
それにしても、スタイルの良い選手ですね」
「ルックスの良さはやはり好印象を与えます。長い手足は有利ですね」
「今風に言うとイケメン、ですか?」
「そうですね。もしくは○○王子、みたいな?
今のスピン、安定していてきれいでした。
続いてのジャンプ、高いですね」
「ステップ、続いてまたジャンプ、ダブル、トリプル!
連続技です、ダルマスカのバルフレア。
まったくの無名選手ですが、落ち着いた演技をみせています」
「これは凄い!すごい選手です!
白いシャツに黒のパンツ、といった衣装も計算されていますね。
音楽も衣装も、彼の持つ雰囲気を良く引き立たせています」
「衣装は男子でも大切ですか?」
「大切ですね。
かってフリルにハーパン赤ちゃんちゃんこで出場した選手がいましたが…
か・な・り採点に響いたと思います」
「画面はダルマスカのバルフレア。難易度の高い技を次々に決めていきます」
「柔軟性も高く優雅なのに、技に入るとダイナミックな面を見せて…
この選手の魅力を最大限に生かした、見事なプログラムですね。
かなりの高得点が出ると思います」
「おっとまた大技です。観客席からも大きな声援が送られています。
おや?今ウィンクをしましたね」
「大舞台なのにまったく動じていない。素晴らしい精神力です。
衣装と言いプログラムと言い、一流のコーチがついているのでしょう」
「いよいよフィニッシュ、スピン・コンビネーションで綺麗に決めました!!
ダルマスカのバルフレア。まったくの無名選手が会場を沸かせています!」
「ミスもなく、難易度の高い技ばかりでした。
メダルは間違いないと言いきっても良いと思います」
「素晴らしい演技を見せた、バルフレア。ダルマスカから出場の22歳。
今、場内に向かい盛んに投げキッスで歓声に応えて…
あぁ?!誰かリンクに飛び出してきました!!
つるつる滑りながら、氷上のバルフレアに抱きついています。
どうやら、彼の投げキッスを止めているようですが………コーチ、でしょうか?」
「……あれは…確かあの顔は、赤ちゃんちゃんこ……」

因みにわたしはスケートの事なんかなーーーんも知りません。
変な所、誤った表記があっても、そりゃもうあるだろうけど、放っておいて下さい。
教えて頂いてもわかんないからさ。
スケートだけじゃない、スポーツ全般てんでダメ。
見るのもやるのも、正直苦手。
そして、ただただ、転びまろびつ氷上に飛び出して来る間抜けなばしゅが書きたかっただけ、でした。
ばるは失格です、コーチが氷上で上手に滑れた御褒美にいいコトしようとしたから。

( 2010・02,27 再録/ちっとばっか修正 )


これは…オリンピックの時期の日記ですな。

当時、バシュバルサイトの皆様がスケート選手話で盛り上がっていて羨ましくて混ざりたくて、でも選手の名前とかさっぱり知らなくて…つかオリンピックTV中継なぞまったく見てなくて、

それで不貞腐れて書いた記憶が。

今読むと、設定のあまりの無理やりさに涙が溢れます。