重苦しい気配に眼が覚めた。 
膝を腕を、骨が軋む程の力で押さえつけられ身動きが取れない。 


唇を吸われ、声が出せない。唯一自由になる瞼を開けば、

瞳に映り込んだのは想っていた男ではなかった。

  

意外な人物がオレに全身でのしかかり、シャツのボタンを外しにかかる。 
冗談だろ? 
オレはあんたら解放軍の慰み物じゃあない。
抗う手首を一捻りで動きを封じ、黒髪の頭がオレの胸に沈む。 
一つ、また一つと唇を落とすその先は、昨夜バッシュがオレの肌に印した愛欲の跡だった。
臍の辺りに髭が触れ、くすぐったい。


ふと、視線を感じ眼を上げると、ドアの前で立ち尽くすバッシュと眼が合った。 

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