古い人間だからでしょうか…
私的にはマリオン・ブラウンと言えば、『ジョージア三部作』なんですよ。
特に三部作の最後にあたるSweet Earth Flyingは大好きで、いまでも結構ターンテーブルに乗せています。
本盤はそのSweet Earth Flyingの次作にあたるアルバム…
‘75年のレコーディング、同年Impulse!よりリリースされました。
メンバーは以下の通り…
マリオン・ブラウン(as)
スタンリー・カウエル(p, el-p)
アンソニー・デイビス(p, el-p)
ビル・ブレイノン(p, el-p, celesta)
ハロルド・バッド(celesta)
レジー・ワークマン(b)
ジミー・ホッブス(ds)
エド・ブラックウェル(ds)
ホセ・ゴイコ(perc)
アレン・マーフィー(vo)
初めて聴いたとき、ハッキリ言って驚きました。
エーッ!これがマリオン・ブラウン!!
それまでのフリージャズを棄て、ソフト&メロウな方向に路線変更??
以下に音源をリンクします。
まずはスタンリー・カウエルのこの曲…
お次はスティーヴィー・ワンダーのこれ…
環境音楽的なこの曲はハロルド・バッドの作品…
Bismillahi 'Rrahmani 'Rrahim(B-2)
とても耳触りが良いサウンド…
フリージャズに抵抗のある人向けにマリオン・ブラウン入門盤としてお薦めできるのでは…
まあ、マリオン・ブラウンのメロウなトーンはフリージャズを演奏しているときと変わっていないんですがね~
追伸)
B-2は本盤リリースの翌年、ブライアン・イーノがプロデュース、ハロルド・バッド名義でリリースされたPavilion of Dreamsにも収録されています。
勿論ここでもマリオン・ブラウンがアルトを吹いていますよ。
次行に音源をリンクします。
Pavilion of Dreams - Bismillahi 'Rrahmani 'Rrahim