→年下の男の子 前編
可愛いのは、顔と声だけで、惚れた男以外には血も涙もない女 Mちゃん。
憎めない彼女なのだが、友人の桃山も、びっくりするくらい釣った魚には餌をやらない。
そうして、ダメな男は必ず彼女にハマって身を滅ぼす。
桃山も、Mちゃんにそうさせられてしまった男性を何人か見てきました。笑
Kくんは、男女の関係になったにも関わらず、
煮え切らないMちゃんの態度にいても立ってもいられず聞いてしまった。
K『Mさんは俺の事、どう思っているの?』
M『・・・どうって、別に。』
(便利くらいにしか思っていないので、本当の事言えず。)
K『俺はMさんに任せる。』
年上女子に判断を委ねてきた、年下男子。
この時点で最高に面倒くさいのですが。
次の台詞を聞いて驚愕。笑
K『どうせ身体目当てだったんでしょ。』
うっはw!!!!!女々しすぎる!!!!!
まだ20歳ですっごい若いのに、
付き合えると思って遊ばれちゃったアラサー女性みたいなこと言わないで欲しい 笑
M『そうだよ。』
肯定もせず、否定もせず、かと思いきやMちゃん男らしく認めた。
この時、桃山はMちゃんのことを惚れ直した。
潔く認めるあたりが、とても格好良かった。
都合の良く女の子を扱える男性に似てる気がする、Mちゃん。
遊び人なんだけど何故かとてもよくモテる男性っているじゃないですか。そんな感じ。
そして、思い上がるMちゃん。
名器とは、そこまで人の心を虜にしてしまうのでしょうか?
そもそも、女の桃山からしたら名器って何よって感じなんだけど。
そして、名器だからなのか?好きだからなのか?
よくわからないが、Kくんからは未だに連絡が来るという。
Mちゃんの『免許とってくれたらいっぱい色んなところに行けて良いなー』という一言で、
Mちゃんの足代わりになろうと、一所懸命教習に通っているそうだ。
しかし、Mちゃんは適当にあしらっているよう。Kがかわいそう。
恐るべし名器。 笑