すべてを知り尽くしたひとつの世界で生活するのは、心地よい。
普遍的で安定している。
ゆえに、心が揺らぐこともない。
その世界で満たされているなら、そこに立ち止まるのは楽しい。
竜宮城のようなものである。
けれど、竜宮城にとどまり続けることは出来ない。
昔話でもそうだったように。
竜宮城をいくつ見つけるかが、ポイントではないか。
人間性を上げるうえで。
ある人が言った。
「私は雨女だから、不幸」
なぜ、雨女だと不幸になるのだろう。
雨は不幸?
雨なんてただの現象である。
しかも、無ければ困る。
小さなことまで不幸と捉えれば、どこまでだって不幸な人間になれる。
逆も、しかり。
もう一度。
雨は不幸?
捉えかたである。
「私は雨女だから、不幸」
なぜ、雨女だと不幸になるのだろう。
雨は不幸?
雨なんてただの現象である。
しかも、無ければ困る。
小さなことまで不幸と捉えれば、どこまでだって不幸な人間になれる。
逆も、しかり。
もう一度。
雨は不幸?
捉えかたである。
箸の先を飲み込んだ。
細い木である。
不意に心配になったが、なあに口に入れているものだ、心配ないだろう。
では、道やら公園に落ちている細い木を少し、ほんの少しだけ飲み込んだとしても心配にはならないか。
否、心配で何とかしようとするに違いない。
私は細い木が口に入り、細い管を通り、再び出てくるまでを思った。
食べ物にせよ、細い木にせよ、道はひとつである。
はたして、私の胃は、腸は、細い木をどのように認識するだろう。
異物とするだろうか。
それとも消化しにくい、食べ物の何かとするのだろうか。
胃が困っているところを想像する。
とりあえずひだでも動かすのだろうか、それとも投げ出して腸へ丸投げするだろうか。
様々な空想がわいては 消える。
消えてしまった空想は、はたしてどこへ。
緑茶を飲み干した。
あぁ、これも葉の煮出し汁か。
細い木と似たようなものである。
きっと、大丈夫に違いない。
細い木である。
不意に心配になったが、なあに口に入れているものだ、心配ないだろう。
では、道やら公園に落ちている細い木を少し、ほんの少しだけ飲み込んだとしても心配にはならないか。
否、心配で何とかしようとするに違いない。
私は細い木が口に入り、細い管を通り、再び出てくるまでを思った。
食べ物にせよ、細い木にせよ、道はひとつである。
はたして、私の胃は、腸は、細い木をどのように認識するだろう。
異物とするだろうか。
それとも消化しにくい、食べ物の何かとするのだろうか。
胃が困っているところを想像する。
とりあえずひだでも動かすのだろうか、それとも投げ出して腸へ丸投げするだろうか。
様々な空想がわいては 消える。
消えてしまった空想は、はたしてどこへ。
緑茶を飲み干した。
あぁ、これも葉の煮出し汁か。
細い木と似たようなものである。
きっと、大丈夫に違いない。