標語印を押印する郵便局はどんな基準で選ばれているのでしょうか。ある標語印ではせいぜい数局であったり、また大局ではなく小さい局で使用されることもあります。
さて戦時中に使われた標語印は2~300局に達しますので、その中にはたった1印だけという局もあります。当然ですがそれらの局は小規模であり、郵便物も少なく、結果として残っている標語印も少ないということになります。そんな郵便局の一つ、西岩国局を紹介します。
また沖縄の那覇局も県庁所在地ではありますが、残存している標語印は他に比べて珍しくなっております。
西岩国局 昭和17年9月11日
この局は明治4年開設、同36年には岩国郵便局になり岩国市の主要局でしたが、
昭和16年にその名を今津郵便局に奪われ西岩国局となり、現在でも業務を続け
ております。戦前の標語印はこれ1印だけでした
那覇局 昭和19年9月12日
標語部の拡大図


