既にご紹介したように大正14年7月9日、それまでの手押し印に代わり機械標語印が登場しました。まずはこの標語を含めて6種類が使用されました。
まず関東大震災からの復興を図るための貯金を奨励した標語印です。この標語は初期と後期に分かれ、両者では色々な違いがみられます。初期の標語は東京中央と横浜の2局で大正14年から昭和3年にわたり押印されました。初期の標語は標語の文字が全体に小さく、「つ」に濁点があり、図案では桜の花の花弁が丸みを帯びて、枝芽が2つです。
東京中央局 大正14年8月8日
標語部の拡大図
図案の説明、なお次回に後期使用の図案を示します
横浜局 昭和3年3月5日
封書への押印例 東京中央局 大正15年2月10日




