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摘発件数が前年比約6割増 大津事件後、警察への相談急増背景

 全国の警察が平成25年の1年間にいじめが原因として摘発した事件は、前年比で約6割増加の410件で摘発・補導人数は同約4割増の724人に上ったことが27日、警察庁のまとめで分かった。統計のある昭和59年以降で、件数は3番目、人数は4番目となった。

 いじめが原因の事件は平成23年は113件だったが、24年は260件(前年比130%増)に急増、25年は410件(同57%増)となった。摘発・補導人数も急増、23年は219人に対して24年は511人(同133%増)で25年は724人(同42%増)だった。

 警察庁は、子供がいじめが原因で自殺するなど社会問題となった昭和59年から統計をまとめ、これまでは60年の638件、1950人が摘発件数、人数ともに過去最多だった。

 増加の背景には平成23年に大津市の中学生が自殺した問題を契機に、「いじめ防止対策推進法」が25年9月に施行されたことも要因の一つとしてあげられる。警察庁は12年に全国の警察に通達を出し、いじめとは「反復継続して苦痛を与えること」と定義していたが、同法では反復継続がなくともいじめにあたると新たに定義、幅広く認定するようになった。

 しかし、同法施行前の基準で25年の摘発数をカウントしても実態としては増加していたことが確認されており、警察庁幹部は「大津市の中学生の自殺問題以降、警察への相談と被害届が総数として増えたため摘発も増加した」と話している,rmtssp