平成30年度、強化型・超強化型老健にはリハビリ人員確保が重要となった。

指標では常勤換算5人で5点、3人で3点、3人未満で0点である。

仮に100名定員の施設で週3回の個別リハビリを実施するのであれば、少なくとも常勤換算3名の配置が必要になるだろう。

 

・1週間に300回の個別リハ⇒週6日稼働で1日平均50回

・常勤3名が週5日勤務⇒週15人

・15人が1日20回の個別リハ⇒300回

しかし3名では訪問指導等、本質的在宅支援サービスに手が回らない。


私たちの老健には10名の常勤セラピストが在籍し、以下のように配置した。

 

訪問リハビリ:2名 通所リハビリ:3名 入所リハビリ:5名

 

施設のベッド数は100床で、回転率10%~15%、入退所は月10名~15名である。

春・秋は稼働率が低下し、夏・冬に上昇する一般的な施設であり、短期集中リハビリ登録数は少ない月で10名程度、多いシーズンでは30名程度である。

 

現在は長期療養者が70名程、短期集中対象が15名、ショートステイが10名程度であるため、長期療養者のリハビリを3名のセラピストが午前中に実施し、午後からは個別リハ(短期集中・認知症短期等)や訪問指導などを行っている。

 

昨年度までと違ってしっかりとタイムテーブルをつくり、スケジュール管理をするようになった。

①週間セラピスト配置表、②入所リハビリ実施予定表、③SNSで訪問指導やリハ会議など追加予定周知をして対応している。

6月からは再びオンシーズン突入となるため、一層緻密なスケジュールづくりと共有が必要になる。

 

ちなみに、通所は55名定員で平均稼働が1日40名、セラピストを2.5人/日で対応している。