代診で伺った利用者との話。
「私は早くくたばったらいいと思うてるねん。生きてて幸せやなんて思われへんもん…」
決して深刻にではないのですが、恐らく本当にそう思うこともあるのでしょう。
どうしてそう思うのですか?
と、素直に聞いてみました。すると、
「お金はないし、子どももないし、足も痛くてあるけへんし、綺麗な格好もできへんし…、前向きにならなあかんて思うけど、そんなんなれへん。私には横向きとか後ろ向きが似合ってるわ(笑)」と。
それなら、
前でも、横でも、後ろでもなく、
上向きでいきましょうよ!
と笑って返しました。
すると、とても笑ってくれて、
「そっか、その方向は忘れてたわ。やられたな✨」と空気が変わりました。
この方のセラピーを何度か担当したことがあったから、成立する文脈だったかもしれません。
幸せについて自分なりの考えを持っておくことは、セラピーにプラスに働くのかもしれません
