介護老人保健施設は利用者の自立を支援する施設です。

「自立」とは、他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配助力を受けずに、存在することです。(kotobankより)

何でもかんでも独立してできる姿。

かっこいいですけど、私はなんだか冷たい感じがします。

利用者の自立を支援するのですが、一人でできることにこだわると、本来の個別性を発揮するという意味から遠ざかるように思います。

「自律」とは、
感性の自然的欲望などに拘束されず、自ら意志によって普遍的道徳法則を立て、これに従うこととあります。

自分をコントロールして生きる姿。

私はこちらの意味での「ジリツ」がしっくりきます。

人間はすべて自分でできるわけではなく、誰かに頼ったり、時には依存しながら生きています。

それ自体は悪いことではないと思っています。

ただし、自分が見えなくなってわからなくって依存しつづけたり、何かにとらわれたような状態で~自立と思いながら反道徳的になっていたりするのは違いますね。

困っているときは人に助けを求め、
解決すれば感謝を返す。

単にそれだけ。

逆に悩んで困っている人がいたら
大丈夫かと声をかけてみる。

単にそれだけ。

自由な意図の中で、自分をコントロールできることが
一番の「ジリツ」だと思います。



私たち療法士も「ジリツ」する必要がありますが、
自由か所属かではなく、
開業かサラリーマンかとかでもなく、
どんな状況でも自分を最善の方法でコントロールできる
そんな療法士をめざしていきます。

きれいごとです。

きれいごとも語れないと利用者の心はキャッチできないと感じている昨今。

自律した療法士をめざします。