3Dで見ました。夏休みに。


もっと迫力があるかと思えばそうなかったと思います。

ドラマは見てないけど、映画は全部テレビで見ていたので、

物足りない感はありました。

しかし、『踊る大捜査線』同様、キャラクターの性格、過去の話を知っているだけに、

見ていて親近感が沸きました。


映画を作る上で、キャラクターの設定は重要な要素だと思いました。

『踊る大捜査線』『HERO』『海猿』など、ドラマから映画化する作品は、

すべてキャラ設定が自明のような感じで、

脚本が微妙でも、面白かったりするのは、その作品の『らしさ』が表れているからだと思います。

しかし、映画だけの作品の場合、僅か120分でキャラクラーの人物像、人間関係など、

分かるようにしなければなりません。

これは簡単なことのようで、実は難しいことだと思います。

見ている側は知らなくてもいいような設定を、こちら側が設定していることで、

うまい具合に『謎』も見せつけられるのではないでしょうか。

どんな作品でも、『謎』はあると思います。

その作品の裏話を知ったとき、面白いと思います。

その『裏話』も作っておくと、更に物語に深みが増すのではないでしょうか。


少し話がズレましたが、この作品を見て、脚本が物足りないと思ってしまったので、

それでも良いと思えた理由を書いてみました。


この作品で印象に残っているのは、

「逃げていたんじゃない、探していたんだ」と仙崎が服部に言ったところです。


これは自身の経験にもあるし、

その環境から逃げていても、再び戻ってきたとき、

何かを『見つけて』いますよね。

そうやって寄り道しながら、自分の歩むべき道を探しながら、

生きているんだな・・・と思いました。


自分は、自分の性格が嫌で、

特に高校生になってからは逃げて生きてきたと思っていますが、

結局、本来の自分の性格から逃げられなかったんですよね。

というより、本来の自分を失った部分もあります。

しかし、確固たる生き方というものは、完璧にはできないんです。

欠陥があるからこそ人は面白いのです。


自分は、人の欠点を見た瞬間、その人の性格を決めつけてしまいますが、

それは間違っていますよね。

完璧な人間なんていません。


今日、昨日、そして最近と自分の性格について悩んでいて、

ふとこの映画のこのセリフを思い出しました。

今でもずっと、生き方を考えているんだな、と思います。


話がズレすぎていますが、

またもや作品のセリフで救われたと思っています。



★★★★

日本の映画 123分

原恵一監督

声:冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、マイケル



これは8月に見に行った映画です。

初めて映画館で号泣した映画でもあります。


まず、最初から中盤辺りまでは、特に物語に変化はなく、

波がないな、と予告編に騙された感がありました。

もっと野蛮に生きているのか思えば、

淡々と生きており、いい奴じゃん、と思いました。


しかし、家族との会話の中で、進学先の話になったとき、

友達といるのが楽しかったと、

そんな些細なことにも幸せを感じる、そんなことを、

自分は忘れかけていたような気がします。


思えば、高校一年生のとき、周りとの接触を最小限に留め、

勉強にも部活にも力を入れることなく、

流されるままに、

周りの矛盾に怒りを覚えながら、

それでも何をするでもなく過ごしてきました。


大学生になり、

人間関係に悩み、

行動力のない自分に怒りを覚えながら、

何もできない、何もしていない自分に、

大学1回が過ぎようとしているこの時期に、

吐き気がするほどの嫌悪感を覚えています。

それでも、自分のやってきたことは間違いではなかったと思うのです。


人に幸せを奪ってまでいい思いはしたくない


今日から春休みが始まり、1年を振り返ったとき、ふと思いました。

周りに流されずに、自分の軸となる思いを大切にしたい。


でも、周りの人に知ってほしいですね。

この映画を見て、素晴らしい、絵が綺麗、歌に励まされる、そう思う人が多々いるでしょう。

しかし、それだけかな?

自分はどうだろう。

そこを考えてほしい。

勿論、自分も考えなければならない。


セリフを忘れていることに気が付いているから、DVDでもう一度見ようと思う。

最後のセリフなんだっけな?

プラプラと真が最後別れるときに、

真が泣いていましたよね。

あの時の顔が忘れられないです。

これから頑張って生きていくんだろうな、

この人は報われたんだな、

そう思いました。


この映画を見て涙した人は多いと思います。

きっと、みんなどこかで報われたいのだと思います。

どこか、この世界に矛盾を感じていながら、

その感じている自分に気付いていない場合もあって、

それを呼び起こす役割を、

この映画は果たしているのでしょう。


技術面を言えば、絵が綺麗。

本当に綺麗だと思いました。

でもグレイでしたよね。

意図的にだと思います。


この世界は色で溢れていてどれが本当の色か分からない。


この言葉の意味を考えていきたいですね。


★★★★★


イギリスの映画 116分


アルフレッド・ヒッチコック監督


主演:ジョン・フィンチ




映画史Ⅳのテスト対策として、乗り気がしないまま見たわけやってんけど、


見て後悔しない映画でした。


ヒッチコック監督の映画は今までに見たことがなくて、


周りにヒッチコック監督のファンが多いことから、


っていう興味心から題材に選んだわけやってんけど、


今までに見たことのない映画だった。




まず、カメラワークが他とは違う。


ヒッチコック監督の作品は全部そうなのだろうか。


研究をしなければならない気がした。


人物が建物に消えてからもカメラを回し続けるところ、


喋りながら歩いているところをノーカットでとるところ、


長回しが多かった。


こんな風にもカメラワークを作ることができるのだと、


勉強になりました。



サスペンス映画ってことだったけど、


最後の数十秒まで連続殺人犯に疑われたブレイニーが不利な立場にいて、


オックスフォード刑事の「ネクタイがありませんね」の解決に至るところが面白かった。


外国映画、特にアメリカやイギリス特有のジョークというのか、


言い回しが日本映画には多くは見受けられない気がし、


文化の違い、そしてそこから想像できる国による性格の差異を思い伺わせられた。




字幕と実際の言葉では、意味が違うと聞いたことがあるが、


きっとこの映画もそうなんだろう、と思った。


英語力の必要性を感じた。


かれこれ10年以上、英語を学んではいるが、


未だに英語を聞き取れられない。


何とも嘆かわしい。


今からでも間に合うのであれば、


しっかり英語力を身につけていきたい。



サスペンス映画を作るには、


真っ先に思いつくのが「証拠隠滅」、そこからのからくり、解決に至るまでの経緯だが、


この映画では犯人のラスクは手袋をつけていなかったし、


トラックの中で指を折るシーンで金属物で金属物を置き忘れていると思ったから、


そういうところが証拠になるのかと思えば、そうではなくて、


サスペンス映画はこういう風にも作れるのか勉強になりました。



…携帯で編集する際に文章が後半消えてしまったのでココで切ります^^;


★★★★★