本年も残すところあと僅かとなりました。子供会担当の坊守です。
気が付けばもう年の瀬。本当に早い一年でした。
振り返ってみますと幾多の災害を乗り越えてきた日本にとっても
どう闘ってよいのかわからない新型コロナウィルスの出現は
それまでの生活を一変させてしまいました。
善福寺子供会もウィルスの正体がわからない三月から五月までお休みをしたので
子供達と会えない辛い時期がありました。
そして少しずつマスクや検温や換気という
感染対策が明確化されて再開したという経緯があります。
今、子供たちはマスクをし検温を済ませて、
お寺に来ても消毒を嫌がらずに通ってくれています。
息苦しいと言ってマスクを外したりする子は一人もいません。
そんな姿を見るにつけ私たち大人が子供達の未来を守る為に
導いてやることがいかに肝要なことかひしひしと感じる一年でありました。
さて、ことし最後となる子供会は20日の日曜日。
お勤めの後は子供たちに私から少し話をしました。
それは12月の初めに行方不明となった中学生の女の子が自殺していたという
悲しいニュースについてです。
今まで何度かぼんやりと「自殺」については子供たちに話をしてきましたが
今回は直接的な言葉を使って強くハッキリと伝えました。
「どんなに苦しいことがあっても死んでは駄目。
辛かったらそこから逃げたらいいから。
学校の先生やお母さんお父さんに話せなかったらお寺に来てくれたらいいから。
必ず先生は味方になって助けてあげるから絶対に死なないで」
と伝えたのです。六年生の子はうなずきながら聞いてくれていましたが
低学年の子供たちにどこまで伝わったのかはわかりません。
でもここは刷り込みだと思っています。
「とにかく死んだらだめなんや」とこれからも子供たちの
心に刷り込んでいこうと思っています。
さて、今日の学習は「いのち」を考える意味で
『私のおはなし』という自分史を作ってもらいました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20201227/16/oteraheikou/c4/28/j/o1108147814872711191.jpg?caw=800)
書き込む項目は保護者の方に事前にお知らせして子供達に伝達済みです。
子供達は一つ一つに書き込んでいきます。
書き込むときに話を聞いていきました。
「夜中に産まれた人はいてるかな?」
「4時!!」
「うわ~っしんどいねー」
話は弾みます。
絵はこちらが用意したものの中から自分のすきなものを
選んで貼ってよいことにしました。
あとは絵を描きたい人は余白にどうぞという形で。
遊びの時間は前回に楽しんでくれた言葉集めのゲームをもう一度。
あちらこちらに隠された言葉を探します。
答えは「あみださま」ですがそこまでの道のりは遠いです(笑)
最後に残った時間で今回用意したゲームをやってみました。
熱が入るとつい前のめりになるので
「密になってるよっ!!一歩下がって!!」と何回もこえを掛けながら・・・・
こうして今年最後の子供会も終了しました。
来年は善福寺子供会の初めての卒業生が誕生します。
withコロナの時代を見据えて「善福寺子供会」も
子供たちと一緒に成長していきたいと思います。
今年も一年間ありがとうございました。合掌。