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第十六回 メディア対策(後編)


メディアへの働きかけをどのように行うべきか。
僕は、様々な資料に目を通したり、人に会いに行ったりしながら
自分たちに何ができるのかを試行錯誤した。


絵本発刊から、半年ほどが過ぎたある日。
物語の執筆者・Hさんから連絡をいただいた。
絵本を紹介した記事が、福島県の新聞「福島民友」の1面
(朝日新聞でいうところ「天声人語」の位置)に掲載されたとのことだった。


早速、掲載紙を取寄せドキドキしながら記事に目を通した。
絵本の内容はもちろん、物語を通して見える禅のこころまでをも
紹介いただいた素晴らしい記事だった。


福島民友一面

福島民友

さらに、嬉しいことが起こった。
記事が出た直後から、絵本注文の電話が鳴り出したのだ。
その多くが、福島県の方でわざわざ福島民友に電話をして、
番号を調べてかけてくださった人たちである。


僕は、心でガッツポーズをしながら、
改めて、メディア対策の重要性を実感した。


プレスリリース発信のチャンスは決して多くはない。
発信する情報には、読者に届けるニュースとして
「話題性」と「わかりやすさ」が求められる。


的確なタイミングで
話題性のある切り口で
わかりやすく!


僕はこの失敗から、本当に多くのことを学んだ。
この経験を心に刻み込んだ。





次回 「第十七回 絵本プロジェクト、その後 」


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