生気象学について | お天気ママのこころとカラダがよろこぶごはん

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気象予報士&薬膳家&2児のママ
簡単でこころとカラダがよろこぶごはんを紹介します。

6月22日金曜日、朝6:30分。


品川区ではサイレンが鳴り、

「目黒川が防水警戒水域を超えました」と放送が入りました。


気象予報士・お天気ママの季節ごはん


私の記憶によると、昨年の関東地方を台風が通過した時は、

「あと防水警戒水域まで、あと2mです」みたいな放送が入って以来だから、

上流の分と合わせて、相当の雨量となっているようです。



大きなサイレンのとなんだけど、主人とユウタンは夢の中。

平和でいいな~~~。


我が家の場合、川からだいぶ離れているので、

避難の必要もないから、もう少し寝かせておくか。。。。


でも、この雨今日の昼まで降り続く予想。

周辺の人は、大丈夫かな???




さて、きょうはおとといの気象サイエンスカフェの生気象学のお話。



今回メインの内容が、「女性の体と天気」で、

気圧変化、気温変化、降水量と、

生理周期がどうへんかするか、、、というもので、

現在BS日テレで、気象キャスターを務める小越久美さんが、

相関など、ご自身の研究結果を発表していました。



私はね、その前段階で『生気象学(せいきしょうがく)とは』という話をしたんだ。


長くならない程度に、ちょっとスライドも入れて説明をしますね。



生気象学とは、硬い説明になるけど、

「気象現象が生物に与える影響を研究する学問。

医学や衛生、衣服、食、建築」などが含まれます。



一番、結びつきが深いのが医学で、

いわゆる気象現象によって誘発される病気を、

季節病と気象病に分けることができるんだ。



たとえば、季節性流行があるものが、季節病で、

花粉症・熱中症・インフルエンザなど。


日々の気象現象によって誘発されるのが気象病で、

低気圧・台風の接近通過による、関節の痛み、気分の落ち込み、偏頭痛など。




季節病はある程度、メカニズムが推察されるけど、

気象病については、これまではなんとなく~~の世界だったでしょ。


でもね、最近の研究でいろいろわかっていて、

気圧がさがるとき、湿度が上昇するとき、気温がさがるときに、

慢性痛が悪化することが分かっているんだ。



たとえば、東京では今年の6月12~13日にかけて、

梅雨前線上の低気圧が近くを通りました。


気象予報士・お天気ママの季節ごはん


再接近の点線に向かって、

緑の気圧、赤の気温がさがって、青の湿度が上昇しているでしょ。


これが原因で、慢性痛が悪化するんですね。




あと、飛行機の離発着の時に耳が痛くなるように、

気圧差が大きい時は、中耳炎に注意が必要。


とくに着陸で気圧が急激に上がる時に、

トラブルを起こすケースが多いいようです。


4月3日の夜中に日本海上を進んだ爆弾低気圧で、

東京では前日に気温が40hPaさがり、

翌日30hPa上昇しました。


気象予報士・お天気ママの季節ごはん


再接近の点線の9時間後、

病み上がりのユウタンがお耳が痛いと言い出して、

耳鼻科にかかったら初期の中耳炎でした。




あと、ブロ友のちろさんが教えてくれたんだけど、

釧路では喘息の患者さんが多いそうです。

気象特性と合わせると、


気象予報士・お天気ママの季節ごはん


夏季に太平洋高気圧の縁を回るように暖かい南風

冷たい海水面で冷やされて霧が発生

陸上に霧が流入する地形性



釧路では年間100日も霧が発生していて、

これが喘息の発作を誘発しているようです。




いろいろな症例と、気象条件を合わせて考えると、

気象病・季節病は奥が深いな~~~。




にしても、あ~~、きょうのブログは長かったよね。活字ばかりで。。。

なのに、最後まで、お付き合いくださってありがとうございます。


皆さんの周りで気になることなどあったら、教えてくださいね。

ぜひ調査をさせていただきます。



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