皆さん、おはようございます。

 

米国での話題が主要メディアを賑わせていますが、肝心な事は本当に全く伝えようとしないから、信用なんて出来っこないですよ。

岸田のやってる事が後になって表沙汰になると、日本国民はどれくらい怒りをぶち上げてくれるのでしょうか?それらの多くがバレるよう、是非ともトランプ氏になってもらい、ウクライナから撤退してもらいつつ岸田にやらせた悪事も表に出してもらいたいですね。

 

 

それでは前回の続きです。

 

 

人類にとって、バイデンが勝利すること、あるいはバイデンがどのような立場であれ政権にとどまることは、破滅的なことである。グローバリストたちは世界政府にしがみつき、新バビロンを建設し続けるだろう。そしてそれは、既存の紛争をエスカレートさせ、新たな紛争を引き起こす危険性をはらんでいる。バイデンは戦争を意味する。終わりのない、無限の戦争だ。

ドナルド・トランプの背後には、まったく異なる勢力が控えている。彼はまさにバイデンと彼のグローバリスト集団に代わる存在であり、はるかに対照的だ。だからこそ、トランプの最初の大統領任期はスキャンダルの連続だった。アメリカのエスタブリッシュメントは断固として彼を受け入れず、バイデンに交代するまで休むことはなかった。

トランプはバイデンと違って、明るく、ユニークで、衝動的で、意志の強い性格だ。個人的には、年齢が高いにもかかわらず、健康で、情熱的で、エネルギッシュで、精力的だ。さらに、バイデンがチームプレーヤーであり、本質的にグローバリスト界の操り人形であるとすれば、トランプは一匹狼であり、個人的成功というアメリカンドリームを体現している。ナルシストでエゴイストだが、非常に巧みで成功した政治家だ。

思想的には、トランプは古典的なアメリカの保守派(ネオコンではない!)に依拠している。彼らはしばしば古保守主義者と呼ばれる。彼らは共和党の伝統的な孤立主義の継承者であり、トランプのスローガン「アメリカ第一!」に反映されている。こうした古典的な保守派は、伝統的な価値観、すなわち男女の普通の家族、キリスト教信仰、良識の保持、アメリカ文化になじみのある規範を擁護する。

外交政策における古保守派のイデオロギーは、主権国家としての米国を強化し(それゆえ、トランプのもう一つのスローガンである『米国を再び偉大な国に』)、米国の安全保障や利益に直接の脅威とならない場合は他国の政治に介入しないことに集約される。

言い換えれば、トランプのイデオロギー的綱領はバイデンのイデオロギー的綱領とは完全に正反対である。今日、このイデオロギーはトランプ自身と結びつけられることが最も多く、「トランプ主義」と定義されている。

選挙学的、社会学的に見ても、このイデオロギーはアメリカ人のほぼ大多数、特に海岸に挟まれた中央の州で共有されていることは注目に値する。平均的なアメリカ人は保守的で伝統的な考えを持つが、個人主義の文化によって、権威を含む他人が何を考えているかには無関心である。伝統的なアメリカ人は、自分たちの力を信じるあまり、連邦政府を懐疑的に見る。2016年にトランプが大統領に選出されたのは、まさにこの普通のアメリカ人への直接的なアピールが、政治、金融、メディアのエリートたちの頭越しにあったからである。

共和党には古保守主義者だけでなく新保守主義者も含まれているため、共和党は大きく分裂している。ネオコンはバイデンや彼の背後にいる勢力に近く、トランプのイデオロギーは彼らの基本的な信条に反している。唯一共通しているのは、アメリカの偉大さを宣言し、軍事・戦略・経済の分野でアメリカの力を強化したいという願望である。さらに、かつてのトロツキストたちは、数十年にわたるアメリカでの新たな政策の中で、影響力があり発言力のあるシンクタンクを創設し、既存のシンクタンクに彼らの代表を潜り込ませることに成功している。古保守主義者には、まともなシンクタンクはほとんど残っていない。

1990年代、パット・ブキャナンは、ネオコンが共和党を乗っ取り、伝統的な志向を持つ政治家を周辺に追いやっただけだと嘆いた。これはトランプ政権下で仕掛けられた地雷である。

しかし一方で、共和党にとって選挙は非常に重要であり、下院議員、上院議員、州知事といった主要な政治家の多くは、トランプが有権者に絶大な人気があることを考慮し、現実的な理由からトランプを支持せざるを得ない。共和党の大統領候補の中でトランプが重要な位置を占めているのはこのためだ。共和党員(古保守主義者だけでなく、普通の現実主義者も含む)にとって、トランプは権力への鍵なのだ。

しかし、ネオコンは依然として極めて影響力のあるグループであり、トランプが関係を断ち切るリスクを冒すとは考えにくい。

 

……もうちょっと続く