皆さん、おはようございます。

 

10日程前に速報で上げた、世界銀行による最新の集計と計算によれば、日本は国内総生産=GDPが、インドはおろか今年は遂にロシアにも追い抜かれてしまいました。

つまり、これが何を意味するか=それは、日本に対する世界からの評価の著しい低下を招くという事なんです。

マスゴミが岸田何ぞをよいしょし成果を選んで伝えてるのとは裏腹で、世界各国からの評価は日銀や財務省の対応も含めて非常に冷ややかで、複数の国やメディアからは歯に衣着せぬ厳しい論調で酷評される始末です。

経済に精通されている方は、この事実を知ると顔から血の気が引く程のショックを覚えるというそうで、それ故に“都合が悪い事だし、相手がロシアだから常識的に受け止められないから、報道で伝えない”とだんまり。

まだ国会終わってないから、この事、地元の(自民補完勢力ではない)野党の議員事務所とか県連に持ち込んで差し込もうかな?とも考えてます。

 

今日はその事について概要が纏められたので、その部分だけですが公開しようと思います。

 

 ◇前回の記事の概要


前回は日本のGDPが購買力平価でロシアに抜かれ、5位に転落した事実と、それが日本にもたらしている余波について紹介した。

6月5日から8日まで、ロシアのサンクトペテルグルブで「第27回サンクトペテルグルブ国際経済フォーラム」が開催された。プーチン大統領は1時間を越えるスピーチでは、ウクライナ戦争で対立している欧米諸国を厳しく批判しつつ、ロシア経済の拡大について次のように述べた。

「ところで、世界銀行の推計を含むいくつかの情報源によると、つい先週、世界銀行は追加計算を行い、ロシアを4位とした。日本より上だった。GDPと購買力平価でロシアは4位」

6月初めに発表された「世界銀行」の修正データによると、ロシア経済が日本を抜いて購買力平価(PPP)ベースで世界第4位になったことが明らかになった。ロシアはすでにドイツを抜き、調整後で第5位の経済大国となっていた。

以前、ロシアのプーチン大統領は、世界平均を上回る経済成長を実現するという目標を掲げていた。ウクライナ戦争が始まる前、ロシアの経済成長は世界平均から大きく遅れ、停滞に近かった。しかし、2022年のウクライナ侵攻後、ロシア経済は軍事ケインズ主義とも呼べる経済モデルの後押しを受け、現在、世界で最も急速に成長している主要経済国となっている。

そしてロシアは、予定よりも早く日本を追い抜いた。プーチンは今年初め、購買力平価(PPP)で世界第4位の経済大国になるという目標を政府に明示し、2025年3月31日までにこの目標を達成するための方策を準備するよう内閣に指示していた。


このような結果だが、ロシアが、購買力平価(PPP)のGDPで日本を抜いたことが「サンクトペテルブルグ国際経済フォーラム」のプーチン大統領のスピーチで発表されてから、日本のGDPがロシアに抜かれた事実は海外では驚きをもって報じられている。戦時下にあるロシア経済が予想外に強いことが印象づけられたのだ

一方、それとともに、この結果は日本の停滞をさらに印象づけ、日本への評価を一層引き下げる結果にもなった。ドル換算の名目GDPで日本のGDPがドイツに抜かれ、世界第4位となったことも驚きだったが、購買力平価(PPP)ベースとはいえ、ロシアにも抜かれたことは日本をウォッチしている多くのジャーナリストやエコノミストには一種の衝撃だったようだ。手厳しく日本の岸田政権を批判するジャーナリストも多い。

日本のGDPがロシアに抜かれたことをひとつの背景として多くなっている岸田政権への否定的な評価は、円安をさらに助長させることにもつながるはずだ。つまり、現在の岸田政権が続く限り、日本経済の浮揚は基本的にあり得ないというネガティブな評価である。


言って見ればいまの岸田政権は、超低空飛行でなんとか経営を維持している大手企業のようなものだろう。この企業が外資系であれば、現行の経営陣をまずは一掃して新しいチームに置き換える全面的な刷新を図ることだろう。これが、経営の再建に真剣に乗り出したことの対外的なメッセージになる。



「世界銀行」が今回発表した修正は2021年のデータに基づいているが、今後2024年のデータに基づき集計は行われると、ロシアのGDPのランキングはもっと上昇すると思われる。因みに、以下が現在の購買力平価(PPP)によるGDPのランキングだ。
(2024年6月3日、世界銀行発表)

1. 中国
2. アメリカ
3. インド
4. ロシア
5. 日本
6. ドイツ
7. ブラジル
8. フランス
9. イギリス
10.インドネシア