おはよう!

青しるべだよ!青しるべ

 

大型連休も後半に入ったけど、みんな楽しんでるかな?

今回は、ラヂオによる素人天氣豫報術その1の続きだよ。

 

太陽曇り雷傘雪の結晶虹太陽曇り雷傘雪の結晶虹

 

 

どうも!

 

 

最近、腕トレが面白いと思い始めた

副団長尾又です。

ヤー!!

 

脚トレの面白さにはまだ気づけません…あせる

先人たちの教え通り、脚から逃げないように精進したいと思います。

 

 

さて、前回はラヂオによる素人天氣豫報術という本の表紙のお話でしたので、今回は裏面を見てみましょうか。

 

 

これまた渋いですね!

お値段は1円50銭となっていますが…現在の価値だといくらくらいになるのでしょう?

 

当時の松田源治文部大臣が鎮座しておりますね。

 

松田文相曰く

「学校の関係者が注意すれば、生徒の死傷も少なくすることが出来たと考える」

「将来、気象の知識を養成して斯る(かかる=このような)ことを再び繰り返さない様にしなければならない」

としています。

 

これを受けてか、当時の東京朝日新聞(現在の朝日新聞東京本社)の記事では、

「教科書を一部訂正か 児童に気象知識 従来は余りに実際に遊離」

と題して

「気象に対する一般注意と知識の不足ーこれが、今度の関西地方の惨禍から特に痛感されている」

「従来の教科書には強風、烈風、颶風の区別を教えてあっても、秒速何メートル以上は作物に被害をあたえ、何メートル以上は家屋倒壊の危険ありという実際知識と颶風の中心示度、進行方向についても…」

といった感じで、学校の教科書のなかでもより詳しく気象災害に関する知識を養おうという展開になっています。

 

ちょっとここで注目したいのが、見出しの左上にある赤い文字ですが、「颱風と津波に就て」と書いてあります。

んんん?と、思ってしまいましたが、当時は「高潮」も「津波」もごっちゃになっていたようです。

すぐ後の記事本文の2行目には「高潮」と書いてありますしね。

 

 

気象庁で(航空)地方気象台長をされていた饒村曜さんの記事室戸台風は初めて正式に名前がついた台風によれば、

 

“室戸台風について調査報告をまとめるにあたって、関西では高潮、関東では津波または風津波(地震津波や山津波に対応する言葉)と呼ばれていた現象をどう呼ぶかというのが問題となりました。議論の結果、関西の台風ということでもあり、高潮という言葉が使われたわけですが、この調査報告書以後、高潮という言葉が全国的に広まり定着しました”

 

とのこと。

 

本の中を読んでみても

「東京の津波でも大阪の津波でも、風の津波は気圧の降下と、岸へ向かった風との二つが原因である」

と高潮に関する説明が書かれていました。

この本が出版されたすぐ後に、高潮と津波が分けて使われる様になったことがよくわかりますね。

 

 

…とまぁ、こんな感じで、まだ表紙の裏表しかお話ししていないのですが、長くなりそうなので今回はこの辺で。

 

太陽曇り雷傘雪の結晶虹太陽曇り雷傘雪の結晶虹

 

室戸台風までは「高潮」と「津波」は同じ意味で使われていたんだね。

古い本の中には、当時の歴史がそのまま反映されていて、いろいろと発見があっておもしろいなぁ!

 

よろしくね!!

 

 

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