青しるべだよ。みんなこんにちは！
そろそろ3月だね！
少しずつ暖かくなってくる頃だね。
春が待ち遠しいよ。
春といったら、暖かくて穏やかな天気！
出かけるのにちょうど良くなるね。楽しみ～。
「ちょっと待って青しるべ。春は嵐が起きやすい時期なんだよ。」
し「あれ？お天気しるべ団員のマツキさん。どうしたの急に現れて。
春の災害？
夏と秋は台風、冬は大雪が思いつくけれど、春の災害って何なのかなぁ？」
マ「例えば雪が多い所では気温が上がって雪崩が起きやすくなるし、
低気圧が急に発達して嵐になることがあるんだ。
『春一番』や『メイストーム』って聞いたことがあるかな？」
し「うーん、聞いたことはあるけれど・・・よくわからないなぁ。」
マ「どちらも低気圧が日本付近で急に発達して起こるんだよ！
春一番は、節分から春分の日の間に低気圧が日本海で発達し、引き込まれて吹く強い南風（8m/s以上）のこと。
メイストームは、5月にやはり日本海で低気圧が急発達し、暴風や大雨、時に雷が起こされる天気の荒れた状態をいうんだ。5月に限らず荒天は起こるんだけど・・・。
気象庁の統計によると、東京で風の強い日は3月が平均4.6日で1年の中で最も多く、4月が4.1日で次に多いんだよ。」
（気象庁データベース http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php のデータを加工して作成、二次使用OKなものです）
し「そうなんだ。台風が来る頃より多いのは意外だね。」
マ「春は暖かい南風が入りやすくなる一方、北からの寒い北風もまだやって来るよ。
これらが日本付近でぶつかって低気圧が発達しやすい。
そうすると天気が荒れることになる。」
マ「南風が入った時は一気に気温が上がって雪崩が起きやすくなる。
翌日は逆に冷たい空気が入って吹雪になることもある。
どちらにしても風が強く、船舶の遭難が起こる事があるよ。」
マ「2012年4月3日、日本海で低気圧が急激に発達して台風がやってきたかのような嵐になったことがあるよ。
住宅の損壊、断水、停電、交通機関の運休、負傷者、死者などが37の都道府県で起きたんだ。」
(山形地方気象台ウェブサイト 災害時気象事資料 の画像を加工、二次利用が可能なもの
http://www.jma-net.go.jp/yamagata/saigai_shiryou/saigaiji_shiryou_20120418.pdf )
マ「とはいえ、冬が終わって楽しみな季節になるよね。」
し「そうだね。
桜が咲くし、自然が目覚める季節だから気象情報に注意して春を楽しみたいね。」
みんなも災害に気をつけつつ、春を楽しもう！
・・・暴風が予想される時は、注意喚起のために事前に気象庁から以下の情報が発表されます。マスコミや気象庁から入手できる情報に注目したいものです。
数日程度前・・・「暴風に関する気象情報」
半日程度前・・・「強風注意報」
数時間程度前・・・「暴風警報」
また、
・予め家の周囲にある倒れたり飛びやすいもの（自転車、植木鉢等）は家の中に片付けたり固定する
・雨戸の点検をしておく
・窓にフィルムを貼っておく（雨戸が無い場合。割れたらガラスが飛び散るのを防ぐ）
よう備えておき
強風・暴風が吹いている時は転びやすくなったり、物が飛んでいたりして危険です。
・不要不急の外出を控える
・雨戸を閉める
などの対応が勧められます。
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