姿勢 |  お転婆山姥今日もゆく

 お転婆山姥今日もゆく

 人間未満の山姥です。
 早く人間になりたい。

私の態度がでかいのは自覚しているが、身長は158センチで、小さいという可愛らしさもなく、大きいという頼もしさもなく、いたって普通である。

しかし、身長を聞かれて答えると、

「もっと背が高く見える」

と言われたものだ。

 

なんでだ?

 

仕事中、ハイヒールはむしろ危険なので、疲れにくいバックバンド(今もその表現でいいのか?)のサンダルだった。

 

思うに、人より姿勢がいいのだと思う。

人生に対する姿勢は、

勢い余って

とか

ヤケクソ

であるが、姿勢がいいのは昔器械体操をやっていたためだ。

 

つま先で歩く、つま先を伸ばす。

フラフラぐらぐらしたら危険である。

斜めに着地すると捻挫したり、平均台から落下したり、床運動でタンブリングの時にマットからはみ出る。

 

姿勢と言うか体幹。

 

従姉は剣道のツワモノで、帯刀が許されていれば剣豪である。

彼女もすこぶる姿勢がいい。

立ち姿より、正座しているときに見惚れる。

剣道は正座も基本だ。

正座しつつ防具を着脱する姿は、実に凛々しい。

 

本人は全く意識していないのだが、背筋がピンというのはやはり背が高く見える。

だらしなく足を投げ出したり、背が丸まっていたり、頭がフラフラと落ち着きがない人は、それだけで残念至極である。

 

大分前だが、正座をして、背筋が伸びている男性がいた。

すらりと見えて、さぞや背が高い人だろうと思っていたら、何のことは無い

「胴が長い」

御仁だった。

とはいえ、姿勢がいいのは全てに通じる。

 

正しい姿勢、正しい言葉・・・。

 

正しいってなんだ?

 

「見た人が、思わず背筋が伸びる、恥じ入る」

 

そういう凛々しさである。

じゃらじゃら飾り立てたものではない、生身の自分に身に着けたものである。