から揚げてんこ盛り |  お転婆山姥今日もゆく

 お転婆山姥今日もゆく

 人間未満の山姥です。
 早く人間になりたい。

息子の車は静かなので、音楽など聴いていると来たことに気付かない。

 

突然玄関が力強く開き、押し込み強盗みたいにデカいのが

っと現れ魂消る。

 

ワタシはでかいのは無視して、玄関に出ると、細くて可憐な嫁さんが

「コンニチハー」

と立っている。

 

「キャー♡ 元気ぃ?入って入って」

喜ぶ姑←ワタシのコトだよ。

 

昨日はガサガサとおやつを持ってきてくれた。

ワタシは最近我慢しているが、昔から変わらず

「ポテトチップスのり塩」

が大好きで、きのうはそれの、しかも

「大袋!!キャー≧(´▽`)≦」

と、オットが昔から変わらず飲み続けている

「ダイドー」

の缶コーヒーまでも。

 

「いいのにいいのにぃ」

と言いつつ、

「好きだって聞いたので」

とYちゃん。

 

つまるところ

「息子から聞いた」

のだ。息子はワタシのツボと急所をよく知っている。

 

嬉しがって、早速息子が食べたいと言っていたから揚げを大量に揚げる。

昨日は一昨日仕込んだビーフシチューもあったので、

「カロリー高いよ」

 

息子は、Yちゃんと付き合い始めてから幸せ太りである。

結婚してからもそれは続いており、顔が丸くなった。

「何度も言うけど、アンタは太らない人だと思っていた」

小さい時から、上へ上へ伸びる子で、運動ばかりだったから体脂肪などシンジラレナイ数値であったのにだ。

 

で、最近ダイエットしていて肉っけなしの野菜炒めばかり食べているそうだから、久し振りの肉っけにムツムツムツムツと食べている。

 

Yちゃんは細くて、きちんと食べるが量を越すことはない。

 

そんな二人をかわるがわる見ながら

 

「聞いて聞いて。

やっと肩が良くなってきて、髪結えるようになったんだ」

 

いくら40肩50肩の痛さを言っても、若い彼らにはわかるまいが嬉しがって言うワタシ。

いやはやこんなんでいいのだろうか・・・