人生百年時代――。
当初は、希望的な印象の強かったこの言葉に、
次第に現実の厳しさが加味され、
私たちに生き方の再考を促しています。
弊社では、そんな人生百年時代を
生きるための知恵を与えてくれる書籍を
集めてセットにしてみました。
実体験を交えた生き方の知恵から健康法まで、
多くの示唆を得られる内容です。
ぜひご一読ください。
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本日は、冒険家・三浦雄一郎氏の著書
『65歳から始める健康法』の中から、
高血圧予防・健康増進に効くスタミナ丼の
お話をご紹介します。
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●三浦家のスタミナ丼とスペシャルドリンク
――高血圧予防・健康増進
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私が朝食にいつも食べている
スタミナたっぷりの丼があります。
納豆に生卵、すりおろした山芋を入れて、
その上からたっぷりとバルサミコ酢をかけて
かき混ぜたスタミナ丼です。
これは高血圧と高血糖の改善を目指して
食べ始めたものです。
納豆はタンパク質やビタミンがたっぷり含まれていて、
血液中にできる血栓を溶かし、
血液をサラサラにしてくれます。
また、食後の血糖値の上昇も抑えてくれます。
山芋には高血圧や心臓病を予防する効果がありますし、
お酢には血圧や血糖値を下げる働きがあります。
とくにバルサミコ酢には
老化の原因となる活性酸素を除去する
ポリフェノールが豊富に含まれています。
このスタミナ丼に、気分によっては
ヨーグルトを加えてみたり、
キムチなどの発酵食品を加えることもあります。
八丁味噌やポン酢を少し加えても
おいしく食べられます。
この丼を食べ続けて数か月後に検診を受けたところ、
血圧と血糖値の数値が見事に改善されていました。
お医者さんは「薬が効いていますね」といいましたが、
実はそのとき、私は処方された薬を
まったく飲まずに捨ててしまっていました。
というのも、薬の服用の注意欄に
「横紋筋を溶解する作用がまれに見られる」
と書いてあったからです。
「まれに」とはいえ、その危険性のある薬を
飲み続けていたら体に支障が出ると思ったのです。
そこで、薬に頼らないで
血圧と血糖値を下げるにはどうしたらいいかと考えて、
独自の朝食を編み出したというわけです。
また、三浦家には父から伝わる
酢卵スペシャルドリンクがあります。
これも栄養が凝縮された飲み物です。
このスペシャルドリンクは、父の経験から生まれました。
九十を過ぎた頃、ヨーロッパアルプスや
日本アルプスといった空気が薄いところに行くと、
父はまったく動けなくなってしまいました。
その原因は主に年齢によるものだったのですが、
父が言うには「食が細くなったから体力が出ない」
のであると。
そこで工夫して考案したのが、
このスぺシャル・ドリンクです。
酢卵をつくるのに少し時間がかかりますが、
この酢卵によってカルシウムがたっぷりとれます。
また、黒ゴマ、ハチミツ(黒砂糖でも可)、
きな粉、牛乳を合わせて入れますので、
ビタミンやミネラル、カリウムといった栄養素も
豊富に含まれた、まさにスペシャルなドリンクです。
これを飲むようになってから、
父はどんどん元気になっていきました。
九十を過ぎて九十七歳までに
スキーとトレーニングで三回骨折していますが、
これも治してしまいました。
普通、九十過ぎてスキーで骨折したら
もうやめようと思うところですが、
父は大好きなスキーを続けたい、
九十九歳でモンブランを滑りたいという一心で、
食べ物の工夫をしたり、
自分にできるトレーニングを始めたのです。
※「三浦家のスペシャルドリンクのつくり方」は、
本書のP79に、イラスト入りで詳しく紹介されています。
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『養生訓』
貝原益軒・著 城島明彦・現代語訳
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『養生訓』は江戸中期に綴られた元祖“健康本”。
本書は三百年以上にわたり読み継がれてきた名著を、
とことん読みやすくした画期的な現代語訳です。
まずは「耳・目・口・体の欲を耐え忍び」
「食後は数百歩を静かに歩き」
「心は安らかでなくてはならない」と総論を述べ、
各論になると食事の注意点、
ご飯の炊き方や薄味の勧めに始まり、
飲酒、喫煙、入浴方法、医者の選び方、
薬の飲み方まで事細かです。
将軍家にも愛されたという『養生訓』が
多くの人に受け入れられたのは、
「禁欲主義」ではなく「寡欲主義」だったからで、
益軒は人生を楽しんで生きるための方法を説いています。
そうした意味では人としてのあり方を説いた
人生哲学書でもあると言えるでしょう。
説得力を増すのが、
平均寿命50歳の時代に84歳で本書を書き、
翌年亡くなるまで、虫歯が1本もなく、夫婦で旅行をし、
生涯100冊もの本を書いたという益軒の生涯。
「養生の術を継続すれば必ず長生きできる」と説き、
その見本を自ら示したのでした。
一家に一冊、貝原益軒に倣って、
ご家族でお読みいただくことをお勧めします。
年長者への贈り物としても喜ばれることでしょう。
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『65歳から始める健康法』
三浦雄一郎・著
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「八十歳でエベレスト登頂」という
前人未到の偉業を成し遂げた三浦雄一郎氏。
しかし、六十歳を迎えた頃の氏は、
不摂生な生活を続けた挙句、メタボリックな中年と化し、
高血圧、高血糖、不整脈など、
生活習慣病の百貨店のような状態になっていたといいます。
本書ではその三浦氏がいかに生きる目標を取り戻し、
人生の再出発を図ったかを、運動法・食事法・考え方の
三つに分けて紹介。
舌出し運動や壁押し、
高血圧予防・健康増進に効くスタミナ丼、
スペシャルドリンクの作り方など、
誰にでもできる健康法を披露している。
また目標設定の三つのヒントや年齢との付き合い方など、
メンタル面の工夫も三浦氏ならでは。
「人生はいつも今から」と
自らを鼓舞しながら歩まんとする姿に勇気づけられます。
六十五歳は会社員の多くが定年を迎える時期。
特別付録の「人生の後半生を輝かせるための8か条」は
壁などに貼ってお使いいただけます。
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『百年人生を笑って過ごす生き方の知恵』
高橋恵・著
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愛あるおせっかいが世界を救う」を信条に、
70代にしておせっかい協会を設立した高橋恵さんは、
80代になった今も講演活動やSNS発信、
メディア出演、セミナーや交流会を精力的に行い、
日本全国の方々との出会いを楽しみ、
毎日をアクティブに過ごしています。
本著は、百年人生を
明るく楽しく歩もうとする人々に
向けた高橋恵さんからの
元気と愛のメッセージ集です。
「病院より美容院!」
「年取るのやめました!」
「言ってみる!行ってみる!やってみる!」
など、いつまでも若々しく生きるための
100の思考法が紹介されます。
戦争で幼少期に父と死別、結婚に離婚、
中野のワンルームで起業したPR会社は
のちに一部上場を果たすなど、
激動の人生から得た処世訓。
あなたも、人生の後半期を
楽しく明るくイキイキ生きている人の
心の習慣を取り入れてみませんか?
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『命ある限り歩き続ける』
五木寛之 横田南嶺・著
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ベストセラー作家・五木寛之氏が、松原泰道師と
本誌で対談したのは平成二十年。
それから十年後の平成三十年、
鬼籍に入った松原氏を敬慕する
横田南嶺氏と五木氏の対談が『致知』で実現しました。
人生百年時代。万人に平等に訪れる「死」を前提に、
私たちはいかに生きるべきか――。
現代を生きる私たちの永遠のテーマ
ともいうべき本質的な問いを、
三度にわたって縦横に語り合い、大きな話題となった対談が、
待望の書籍化となりました。
松原師の教えに始まり、仏陀の歩み、名僧たちの生き方など、
宗派を問わず仏の教えを紐解くのみならず、
五木氏は「宗教の始祖が世を去った年齢と、
その宗教の本質には深い関係があるのではないか。
八十歳で入滅した仏陀を祖とする仏教は、
最も高齢を迎えた人たちにとって
大事なことを語っていると思う」と考察。
「下山の思想」「八十歳からの二十年をいかに生きるか」
「運命との向き合い方」「人生を豊かにする三つのK」など、
両氏のさまざまなご体験を交えながら、仏の教えを
いかに人生に生かすかが語り尽くされています。
お二人の語り合いから、この大転換期を歩んでいくための
貴重な指針を得ることができるでしょう。
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●人生百年時代を生きる知恵セット●
・『養生訓』 貝原益軒・著 城島明彦・現代語訳
・『65歳から始める健康法』 三浦雄一郎・著
・『百年人生を笑って過ごす生き方の知恵』 高橋恵・著
・『命ある限り歩き続ける』 五木寛之、横田南嶺・共著
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プレゼントにもおすすめです
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「心を高め、運命を伸ばす言葉」
稲盛和夫・著
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4月1日発刊
~『致知』最新刊2023年5月号「不惜身命 但惜身命」~
●世界の平和に人生を捧げて
千 玄室(茶道裏千家前家元)
西園寺昌美(五井平和財団会長)
●人生も経営も試練が成長をもたらす
齊藤 寛(シャトレーゼホールディングス会長)
●浪曲に投じたこの命 未だ尽きることなし
~100歳現役・浪曲曲師に聞く~
玉川祐子(曲師)
●成功の要諦は“無我夢中の歩み”にあり
武田 宣(キタムラ・ホールディングス代表取締役 社長執行役員CEO)
●乗り越えられない試練はやってこない
~5年後生存率0%の命を生き抜いて~
堀内志保×堀内詩織
●吉田松陰と松下幸之助
~人づくり国づくりに心血を注いだ二人の傑士~
上田俊成(松陰神社名誉宮司)
上甲 晃(志ネットワーク「青年塾」代表)
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好評連載
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「忘れ得ぬ人 忘れ得ぬ言葉」
五木寛之(作家)
「人生を照らす言葉」
鈴木秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)
「禅語に学ぶ」
横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長)
「人生百年時代を生きる心得」
田中真澄(社会教育家)
「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」
「小説・徳川家康」
童門冬二(作家)
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ベストセラー書籍、待望の第2弾!!
『1日1話、読めば心が熱くなる
365人の生き方の教科書』
藤尾秀昭・監修
~本書では、『致知』創刊20周年以前
(1978~1998年)の記事にも思いを馳せ、
名経営者や名指導者など、
各界の“レジェンド"と呼ばれる人物の逸話が
多数収録されているのもポイントのひとつ。~
◆ 収録記事の一部 ◆
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※肩書は『致知』掲載当時
「人生の闇を照らしてくれる光」
五木寛之(作家)
「人生で一番大事なもの」
稲盛和夫(京セラ名誉会長)
「十年間辛抱できますか」
浅利慶太(劇団四季芸術総監督)
「一期一会」
瀬戸内寂聴(作家)
「独立自尊の商売人になれ」
柳井 正(ファーストリテイリング社長)
「人間の力は出し切らないと増えない」
平尾誠二(神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー)
「会社がおかしくなる6つの要因」
永守重信(日本電産社長)
「自分の限界を超える条件
長渕 剛(シンガーソングライター)
「逆算式目標設定術」
岸田周三(レストラン カンテサンスシェフ)
「忍耐は練達を生じ、練達は希望を生ず」
加藤一二三(将棋棋士)
「“なぜ?”を5回繰り返せ」
張 富士夫(トヨタ自動車相談役)
「仲間を信じ、童心を忘れず、科学に徹する」
津田雄一(「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ)
「金メダル獲得の原動力」
古賀稔彦(柔道家)
「決勝戦直前の姉のひと言」
伊調 馨(ALSOL所属レスリング選手)
「一流プレーヤーに共通したもの」
岡本綾子(プロゴルファー)
「ジャニー喜多川さんの褒め方・叱り方」
村上信五(関ジャニ∞)
「人は負けるとわかっていても」
佐藤愛子(作家)
「世界に挑戦する上で影響を受けた人」
宇津木麗華(女子ソフトボール日本代表監督)
「人の痛みを知る人間になれ」
村田諒太(WBA世界ミドル級スーパー王者)
「会社経営は常に全力疾走である」
山中伸弥(京都大学iPS細胞研究財団理事長)
……全365篇
オリンピック史にその名を残す伝説の水泳選手、
「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャ、
庵野秀明氏が尊敬する映画監督……など、
時代や職業のジャンルを超越した方々の話から、
自らの仕事や人生に生かせる教訓が
得られるのも、本書ならではの魅力です。
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『稲盛和夫 一日一言』
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★『1日1話、読めば心が熱くなる
365人の仕事の教科書』
藤尾秀昭・監修
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◆ 収録記事の一部 ◆
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「知恵の蔵をひらく」
京セラ名誉会長・稲盛和夫
「現場には仕事と無駄の二つしかないと思え」
トヨタ自動車相談役・張富士夫
「プロは絶対ミスをしてはいけない」
福岡ソフトバンクホークス球団会長・王貞治
「一度は物事に死に物狂いで打ち込んでみる
建築家・安藤忠雄
「人を育てる十の心得――加賀屋の流儀」
加賀屋女将・小田真弓
「ヒット商品を生み出す秘訣」
デザイナー・佐藤可士和
「嫌いな上司を好きになる方法」
救命医療のエキスパート・林成之
「準備、実行、後始末」
20年間無敗の雀鬼・桜井章一
「公私混同が組織を強くする」
神戸製鋼ゼネラルマネージャー・平尾誠二
「一番よい会社の条件」
ファーストリテイリング会長兼社長・柳井正
「仕事にも人生にも締切がある」
料理の鉄人・道場六三郎
「脳みそがちぎれるほど考えろ」
日本ソフトバンク社長・孫正義
「奇跡を起こす方程式」
指揮者・佐渡裕
「10、10、10(テン・テン・テン)の法則」
帝国ホテル顧問・藤居寛
「自分を測るリトマス試験紙」
将棋棋士・羽生善治
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