クボタはなぜSDGsに取り組むのか ~2022年10月号より~ | 致知出版社公式アメーバブログ

 

 

 

 

長期ビジョン「GMB2030」を策定し、
SDGsの推進に努めるクボタ。
農機メーカとして世界的に知られる同社ですが、
食料、水、環境の社会課題の解決に向けた取り組みは
1890年の創業以来の伝統だといいます。
同社は「GMB2030」によって何を目指すのか。
会長の木股昌俊氏にお話しいただきました。

 

 

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(木股)
 


地球温暖化や気候変動など環境問題が叫ばれる昨今、
弊社では2020年、10年後の企業のあるべき姿を見据えた
長期ビジョン「GMB(Global Major Brand)2030」を策定し、
現在その実現に向けてグループを挙げて取り組んでいます。


近年、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が
広く浸透してきました。
しかし、1890年の創業以来、食料、水、環境に関わる
社会課題の解決に取り組んできた弊社にとって、
これは何も特別なことではありません。


「技術的に優れているだけでなく、
社会の皆様に役立つものでなければならない」
「国の発展に役立つ商品は、
全知全霊を込めて作り出さねば生まれない」
という創業者・久保田権四郎の思いは、
弊社のDNAとして
今日まで連綿と受け継がれているからです。


132年前の創業時、
日本は現在のような感染症の拡大に見舞われていました。
創業者は安全な水を広く国民に供給する必要性を痛感し、
苦労の末に日本初の水道用鉄管の量産化に成功、
国内のインフラ整備の一翼を担いました。


入社当時の私は、
お恥ずかしながら創業者の功績は知りませんでしたが、
「仕事を通して砂漠を緑化したい」
「農業の軽労化を図りたい」と志を語り合う同期に感化され、
いつしか創業者の思いを受け継がねばという
強い思いを抱くようになりました。


弊社の事業は水道管の製造を手始めとして、
トラクタを中心とする農業用機械、
建設機械の開発と製造、
上下水道や高度浄化処理施設などの環境整備事業と、
国境を越えて世界各国へと広がりを見せてきました。


これらの事業を推進することがそのまま
美しい地球環境を守りながら、
人々の豊かな暮らしを支えていくという
企業理念の実現に繋がり、
図らずもそれはSDGsが掲げる目標と同一だったのです。

 

 

 

~『致知』最新号2022年10月号より~

 

 

 

 

◇木股昌俊(きまた・まさとし)
昭和26年岐阜県生まれ。北海道大学卒業後、久保田鉄工に入社。筑波工場長、海外の子会社社長などを経て平成26年副社長、同年社長に就任。令和2年創業130年を機に社長を退任し会長に。関西経済連合会副会長、日本産業機械工業会副会長などを歴任。令和3年フランス共和国国家功労勲章シュヴァリエを受章。

 

 

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9月1日発刊

~『致知』最新刊2022年10月号「生き方の法則」

 

 

『致知』最新号(特集、連載)の主な読みどころ

 

『致知』最新号「生き方の法則」の特集ラインナップ

対談「いま、ここ、自分を精いっぱい生きる」
~禅に学ぶ人間学


青山俊董(愛知専門尼僧堂堂頭)

横田南嶺(臨済宗円覚寺派管長)


インタビュー「演劇の道、一筋に歩む」
~浅利慶太の思いを継いで


野村玲子(浅利演出事務所代表)


森信三『続・修身教授録』に学ぶ生き方の法則

浅井周英(「実践人の家」参与)


子どもたちの生きる力を育てる~私の体験的教育論

工藤勇一(横浜創英中学校・高等学校校長)


薬を売るのではなく健康を売る

溝上泰弘(ミズホールディングス会長)


日本人は強いんです!

三﨑和雄(元格闘家)


みんな違って、みんないい

小島澄人(柿の実幼稚園園長)


対談「人生における成功とは何か」

髙島宏平(オイシックス・ラ・大地社長)

鳥羽周作(sioオーナーシェフ)


対談「人類はどこに向かおうとしているのか 
~iPS×宇宙 最先端の仕事に挑む2人の科学者が目指す未来


野口聡一(宇宙飛行士)

山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所名誉所長)



その他 


 

 

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ベストセラー書籍、待望の第2弾!!

 

『1日1話、読めば心が熱くなる
 365人の生き方の教科書』

 

藤尾秀昭・監修
 

 

本書では、『致知』創刊20周年以前
(1978~1998年)の記事にも思いを馳せ、
名経営者や名指導者など、
各界の“レジェンド"と呼ばれる人物の逸話
多数収録されている
のもポイントのひとつ。~

◆ 収録記事の一部 ◆

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      ※肩書は『致知』掲載当時


「人生の闇を照らしてくれる光」
 五木寛之(作家)

「人生で一番大事なもの」
 稲盛和夫(京セラ名誉会長)

「十年間辛抱できますか」
 浅利慶太(劇団四季芸術総監督)

「一期一会」
 瀬戸内寂聴(作家)

「独立自尊の商売人になれ」
 柳井 正(ファーストリテイリング社長)

「人間の力は出し切らないと増えない」
 平尾誠二(神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネージャー)

「会社がおかしくなる6つの要因」
 永守重信(日本電産社長)

「自分の限界を超える条件
 長渕 剛(シンガーソングライター)

「逆算式目標設定術」
 岸田周三(レストラン カンテサンスシェフ)

「忍耐は練達を生じ、練達は希望を生ず」
 加藤一二三(将棋棋士)

「“なぜ?”を5回繰り返せ」
 張 富士夫(トヨタ自動車相談役)

「仲間を信じ、童心を忘れず、科学に徹する」
津田雄一(「はやぶさ2」プロジェクトマネージャ)

「金メダル獲得の原動力」
 古賀稔彦(柔道家)

「決勝戦直前の姉のひと言」
 伊調 馨(ALSOL所属レスリング選手)

「一流プレーヤーに共通したもの」
 岡本綾子(プロゴルファー)

「ジャニー喜多川さんの褒め方・叱り方」
 村上信五(関ジャニ∞)

「人は負けるとわかっていても」
 佐藤愛子(作家)

「世界に挑戦する上で影響を受けた人」
 宇津木麗華(女子ソフトボール日本代表監督)

「人の痛みを知る人間になれ」
 村田諒太(WBA世界ミドル級スーパー王者)

「会社経営は常に全力疾走である」
 山中伸弥(京都大学iPS細胞研究財団理事長)


            ……全365篇

オリンピック史にその名を残す伝説の水泳選手、
「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャ、
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時代や職業のジャンルを超越した方々の話から、
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★『1日1話、読めば心が熱くなる
 365人の仕事の教科書』


 藤尾秀昭・監修

 

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「知恵の蔵をひらく」
 京セラ名誉会長・稲盛和夫

「現場には仕事と無駄の二つしかないと思え」
 トヨタ自動車相談役・張富士夫

「プロは絶対ミスをしてはいけない」
 福岡ソフトバンクホークス球団会長・王貞治

「一度は物事に死に物狂いで打ち込んでみる
 建築家・安藤忠雄

「人を育てる十の心得――加賀屋の流儀」
 加賀屋女将・小田真弓

「ヒット商品を生み出す秘訣」
 デザイナー・佐藤可士和

「嫌いな上司を好きになる方法」
 救命医療のエキスパート・林成之

「準備、実行、後始末」
 20年間無敗の雀鬼・桜井章一

「公私混同が組織を強くする」
 神戸製鋼ゼネラルマネージャー・平尾誠二

「一番よい会社の条件」
 ファーストリテイリング会長兼社長・柳井正

「仕事にも人生にも締切がある」
 料理の鉄人・道場六三郎

「脳みそがちぎれるほど考えろ」
 日本ソフトバンク社長・孫正義

「奇跡を起こす方程式」
 指揮者・佐渡裕

「10、10、10(テン・テン・テン)の法則」
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「自分を測るリトマス試験紙」
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「負けて泣いているだけでは強くならない」
 囲碁棋士・井山裕太

……全365篇
 

 

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