プロとアマとの違いは何だろうか ~『プロの条件』より~ | 致知出版社公式アメーバブログ

職業のジャンルを問わない。
仕事をすることによって報酬を得ている人は、
そのことによって、すでにプロである。

また、プロでなければならないはずである。

しかし、現実にはプロとしての
仕事の仕方をしていない人が相当数いることも
事実である。

プロとアマとの違いは何だろうか。
それは次の四つに集約されるのではないか。
 
第一は、プロは
「自分で高い目標を立てられる人」
だということである。

自分なりにほどほどにやれればいい、
この程度でいいだろうと、
目標をできるだけ低く設定しようとするのが
アマである。

プロは違う。

プロは自分で高い目標を立て、
その目標に責任を持って挑戦していこうとする
意欲を持っている。


第二は「約束を守る」ということだ。

約束を守るというのは、
成果を出すということである。

自分に与えられた報酬にふさわしい成果を
きっちりと出せる人、それがプロである。

成果を出せなくてもなんの痛痒も感じず、
やれなかった弁解を繰り返して
やり過ごそうとする者がいる。

アマの典型である。


第三は、「準備をする」。

プロは「絶対に成功する」という責任を
自分に課している。

絶対に成功するためには徹底して準備をする。
準備に準備を重ねる。

自分を鍛えに鍛える。
そうして勝負の場に臨むから、
プロは成功するのである。

アマは準備らしい準備をほとんどせず、
まあ、うまくいけば勝てるだろうと、
安易な気持ちで勝負に臨む。

この差が勝敗の差となって表れてくるのである。

表現を変えれば、プロは寝てもさめても
考えている人である。

起きている時間だけではない、
寝ても夢の中にまで出てくる。

それがプロである。

少しは考えるが、すぐに他のことに
気をとられて忘れてしまうのがアマの通弊である。


第四は、これこそプロとアマを分ける
決定要因である。

プロになるためには欠かせない
絶対必要条件だといえる。

それはプロは
「進んで代償を支払おうという気持ちを持っている」
ということだ。

プロであるためには高い能力が不可欠である。
その高い能力を獲得するためには、
時間とお金と努力を惜しまない。

犠牲をいとわない。
代償を悔いない。
それがプロである。

犠牲をけちり代償を渋り、
自己投資を怠る人は絶対にプロになれないことは
自明の理であろう。
 
最後に一流といわれるプロに共通した条件をあげる。

それは
「神は努力する者に必ず報いる、と心から信じている」
ということである。

不平や不満はそれにふさわしい現実しか
呼び寄せないことを知り、
感謝と報恩の心で生きようとする、
それが一流プロに共通した条件で
あることを付言しておきたい。

さて、あなたはこれらの条件を
満たしているだろうか、
満たすべく努力をしているだろうか。


……………………………………

弊社で出版している書籍の中で、
非常に多く社員教育に使われているのが
『プロの条件』です。

『致知』編集長の藤尾秀昭が綴った
特集前書きから、上掲の「プロの条件」や
「信念の力」など、特に仕事の心構えに関する
5編を厳選した一冊です。

80ページというコンパクトさに加え、
活字も大きく、大変読みやすい仕上がりになっています

「働くことを通じて
その道のプロになることはもちろん、
 人生のプロフェッショナルになってほしい」

という願いが込められています。

 

弊社でも、社員で輪読し、
互いに感想を述べ合うなどしてきました。


現在、弊社オンラインショップでは、

10冊セットでも販売しています。

この機会に、社員の皆さまで勉強会など

いかがでしょうか。

 

 

……………………………………

『プロの条件』


 

藤尾秀昭(文)

1,047円(税込) 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

一冊の本が人生を変えることがある
  その本に巡り合えた人は幸せである

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

★人間学を学ぶ月刊誌『致知(ちち)』ってどんな雑誌?

https://www.chichi.co.jp/specials/books_chichi/