壁は必ず乗り越えられる | 致知出版社公式アメーバブログ

各界でいまをときめく方々に
若い頃どのような心構えで仕事に臨んでこられたかを
聞く人気連載「二十代をどう生きるか」

本日は「ホッピー」三代目として、
会社を大きく発展成長させた
石渡美奈さんをクローズアップ

石渡さんは「成長実感」という言葉を使われていますが、
あなたはいま、自分の成長を実感していますか



突然、娘が他国にさらわれて38年──。
「一日千秋」
という言葉がズリシと胸に響きます。


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壁は必ず乗り越えられる

石渡 美奈(ホッピービバレッジ社長)

※『致知』2012年2月号
  連載「二十代をどう生きるか」
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私にとっての二十代、それは自分が
どう生きればよいのかに悩み、そして
壁にぶち当たってばかりの時代でした。


「躓(つまず)くのは歩いている証拠」


これは以前、尊敬する先生から
いただいた言葉ですが、
人生において躓くのは
歩いている証拠、つまり
躓くということは成長している
証拠だというのです。

だからどんどん躓きなさい、
ただし転ぶ時は前向きに、
後ろ向きには転ぶな
とも教えていただきました。


(略)


最近社内に新卒で採用した
若い人が増えたことから、
その行動を観察しているのですが、
伸びる子というのは、
概して音を上げない、
そしてよい意味で
悩んでいるということです。


石の上にも3年とはよくいったもので、
下積みの3年間、
理不尽なことがあっても、
ぐっと歯を食いしばって
頑張れるかどうかが大切です。

表現を変えれば、わき目もふらず
無我夢中に仕事ができるかどうかにあり、
成果うんぬんの前に、与えられた仕事に
夢中になって頑張れる人は、
本当に強い子だと思います。


もう駄目だと音を
上げてしまう子がいる一方で、
涙を流して悔しがりながら、
それでも頑張れる子もいます。

99回ノックして、本当はあと一回
ノックすれば扉が開くのに、
その一歩手前で諦めてしまうのは
本当にもったいないことです。


ことに若い時分は自分の理解を
超えるような大小様々な壁が
次々と目の前に現れると思いますが、
行く手を阻む扉が開くまで
決して諦めることなくノック
し続けてほしいと思います。

そしていくつもの壁を
乗り越えた先にある「成長実感」を、
一人でも多くの方に
掴んでほしいと思います。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・梅


『致知』3月号のテーマは
「願いに生きる」


「かくて世紀の偉業は成し遂げられた」

 片岡一則(東京大学大学院教授)
  
 ・  ・  ・  ・  ・

 極小のマシンが体内の病気を診断し、
 メスを入れずに治療してしまう――。

 半世紀前、SF映画で描かれた
 夢のような世界がいま
 現実のものとなりつつあります。

 その正体は、特殊な機能が
 組み込まれた高分子の集合体
「ナノマシン」です。

 既に抗がん剤を内包した
 2種類の「ナノマシン」は
 臨床試験の第Ⅲ相に入っており、
 これらは副作用がなく、
 耐性がんや転移がんにも
 高い効果を発揮する。

 そんな人類の未来を変える
 新薬を生み出した
 東京大学大学院教授・片岡一則さんに、
 これまでの挑戦の軌跡と
 研究開発に懸けた執念と創意を
 お聞きしました。

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